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連載シネマチャート

菅田と岡田、「Wマサキ」が殺人的トラップに襲われる“密室スリラー” 「CUBE 一度入ったら、最後」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

エンジニアの後藤裕一(菅田将暉)が目を覚ますと、そこは幾何学的な内装の立方体の部屋だった。居合わせたフリーターの越智真司(岡田将生)と男子中学生の宇野千陽(田代輝)に続き、団体職員の甲斐麻子(杏)、整備士の井手寛(斎藤工)、広告代理店役員の安東和正(吉田鋼太郎)らが合流する。6人にはなんの接点もなく、この場所に来た理由も経緯もわからない。部屋から部屋へと移動して脱出を試みる彼らを、熱感知式レーザーやワイヤースライサーなどの殺人的なトラップが次々と襲う。裕一は各部屋の繋ぎ目に刻印された9桁の数字に気付き、暗号を読み解こうとする。

〈解説〉

1997年に公開されたヴィンチェンゾ・ナタリ監督の密室スリラー『CUBE』の日本版リメイク。監督は『MANRIKI』の清水康彦。108分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆人気俳優が勢揃いなので期待したが、ゲーム的な設定と演劇臭の強さに閉口(完全に好みの問題)。回想場面も唐突では?

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆パズル感覚の映画は好みではないが、菅田将暉の存在がクールで、血も通っている。栗田豊通の撮影はさすがに芯が強い。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆原作の演出を大事に展開するようでオリジナルの魅力もいっぱい。コロナ禍の閉塞感に重ねて情と不安感の交錯を堪能。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆ミニマルな構造を大作風に仕立てるオリジナルの冴えた「発明」を捻らず受け継いだ。日本社会の縮図的な作劇も侮れない。

  • 洞口依子(女優)

    ★★☆☆☆Wマサキを起用して貴重な若い瞬間を活写、とはいえ項垂れる。クールな舞台装置と音楽で見せる舞台演劇ならまだしも。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
©2021「CUBE」製作委員会

INFORMATION

『CUBE 一度入ったら、最後』(2021「CUBE」製作委員会)
全国公開中
https://movies.shochiku.co.jp/cube/

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