コーチ陣の悩みの種“原宴会”の暗黙ルール
もう一つ、コーチ陣には大きな悩みの種が。
「夜のお付き合い、“原宴会”ですよ」とスポーツ紙デスクは声をひそめる。
遠征先では毎晩、コーチ全員が原監督と卓を囲むのが暗黙のルール。コロナ禍では選手宿舎で共に夕食を取る形となったが、自由時間である食事時まで上司の顔色を窺うのではストレスがたまるばかりで……。
「原監督は高いワインを振る舞ってご満悦で、お気に入りのメンバーは楽しんでいましたが、酒が飲めない石井コーチは辛そうにしていたそうです」(同前)
来季はこの“独裁体制”がさらに加速する見込みだ。
「阿部、元木が首脳となり、今季引退した亀井善行もコーチ候補に。近年、球界のコーチ人事はOB以外でも有能な人材を招聘するのが主流ですが、巨人は時代に逆行する上意下達の“軍隊式”のままです」(同前)
物言えば、首筋寒し、秋の巨人――。
