昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

連載シネマチャート

父の葬式で対面した“異母姉妹” 火鍋の「秘伝のスープ」をめぐって不協和音が…「花椒(ホアジャオ)の味」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

香港の旅行代理店で働くユーシュー(サミー・チェン)は、母と死別し、父とは疎遠になっていた。ある日、父が倒れたという連絡が入るが、病院へ駆けつけたときには既に亡くなっていた。父の遺品の携帯から、台北に暮らす次女のルージー(メーガン・ライ)と、重慶に暮らす三女のルーグオ(リー・シャオフォン)という、異母妹の存在を知る。3人は父の葬儀で初対面し、すぐに打ち解け、父親の思い出話に花が咲く。ユーシューは父が営んでいた火鍋店を継ぐことを決意するが、秘伝のスープをめぐり、従業員や常連客との間に不協和音が生じてしまう。

〈解説〉

3人の異母姉妹が、父の死をきっかけに、それぞれの生き方を見出していくヒューマン・ドラマ。脚本・監督はヘイワード・マック。118分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆あまりにも先が読める展開ながら食文化をめぐる話なので、そこそこ楽しめた。三姉妹にもう少し葛藤があってもよかった。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆苦さも甘さもほどほどの古典的三姉妹ドラマ。3つの地域をつい比較したくなるが、亡父に対する執着を語りすぎている。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆異母姉妹が個性的で、香港、台北、重慶のそれぞれの生活も面白い。父親の人生の背景を知らずに死別した心情を想像。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆中華圏の地政学を反映した三姉妹のキャラクターなど興味深い。だが描写は書き割り的。もう少し味に膨らみがあれば。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆控え目に見えて実は、料理と三姉妹を通じ中華圏の人々について伝える最も現在進行形な香港映画。花椒の如く刺激的。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
©2019 Dadi Century (Tianjin) Co., Ltd. Beijing Lajin Film Co., Ltd. Emperor Film Production Company Limited Shanghai Yeah! Media Co., Ltd. All Rights Reserved.

『花椒(ホアジャオ)の味』(香)
11月5日(金)より新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
https://fagara.musashino-k.jp/

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

週刊文春をフォロー