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"レジ応援"が不要・レジ待ち解消 イオンが導入した「スマホでバーコード読み取り」の効果

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なんと"レジ応援"が不要に…イオンが導入した「スマホでバーコード読み取り」の意外な効果

小売大手のイオンが一部店舗で新しい会計システムを始めている。客が自分のスマホで商品バーコードを読み取り、最後にまとめて会計するというものだ。導入の狙いはどこにあるのか。ITライターの酒井麻里子さんが取材した――。

写真=iStock.com/tdub303 ※写真はイメージです - 写真=iStock.com/tdub303

お客にバーコードを逐一読み込ませてレジ待ちを解消

イオンリテールが、「レジゴー」という実店舗ならではの新サービスを始めている。

レジゴーでは、顧客は自身のスマホや店頭の貸し出し端末を使い、買い物をしながら商品のバーコードをスキャンする。会計時は、スキャン済みの商品情報が登録されたQRコードを精算機に読み込ませて支払いを行う。

2019年に実証実験を開始し、2020年から本格展開を続ける。現在は月約10店とハイペースで導入店舗の拡大を実施しており、別会社が運営する系列店を含めて全国74店舗で導入されているという。

精算時にまとめて商品登録を行う従来のセルフレジや、商品登録は店員が対応し、精算のみ顧客自身で行うセミセルフレジの場合、来客数の多い時間帯などはどうしても待ち時間が発生してしまう。レジゴーは店内を回りながら商品を登録していくため、客が商品をかごに入れる都度バーコードを探して読み込ませないといけない“面倒くささ”はあるものの、会計時点での“レジ待ち渋滞”を大幅に減らせる点が特徴だ。

「楽しい買い物体験を提供する」ことを重視

待ち時間が減るだけでも大きなメリットだが、あわせて重視したのが顧客体験価値の向上だという。イオンリテール株式会社広報部の大瀧和孝氏はこう話す。

「レジ待ち解消による効率化は開発の出発点ではありますが、それ以上に重視しているのが、“お客さまに楽しい買い物体験を提供する”ことです。そのために、スマホに慣れていない方でもスムーズに使っていただけるUI(ユーザーインターフェース)を開発したり、カートスタンドを取り付けてスマホを設置できるようにしたりと、便利で楽しく買い物をしていただくための工夫をしています」