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「コンバートしてください」と涙で直訴…西武・森友哉がキャッチャーを辞めたい理由

 今季、42年ぶりのパ・リーグ最下位に終わった西武。すでに来季に向けたコーチ人事を発表しており、目玉は二軍監督から昇格した次期監督候補の松井稼頭央ヘッドコーチ(46)だ。

 そんな新ヘッドに突き付けられているのが“扇の要”問題。現在の正捕手は他の11球団が羨む“打てる捕手”森友哉(26)だが……。

今季の打率、出塁率はパ・リーグ2位 ©共同通信社

「早く捕手を辞めたい」

 森はそう首脳陣に懇願しているというのだ。

代表クラスの投手のボールがまともに捕れず…

 大阪桐蔭から2013年のドラフト1位で入団した森は、1年目から打力が買われ、DHで一軍に出場。18年から炭谷銀仁朗との併用で、本格的に捕手として起用されるようになった。

 しかし、自身の限界に直面する出来事が起きる。

「18年秋の日米野球で日本代表の正捕手として期待されながら、壮行試合の台湾戦で、代表クラスの投手のボールがまともに捕れずに自信をなくしてしまったのです。本番でも先発マスクを被った試合では失点を重ね、打つ方でもサッパリでした」(番記者)

 翌19年は炭谷の巨人へのFA移籍で正捕手に定着。打率3割2分9厘でパ・リーグの捕手としては野村克也以来となる首位打者に輝き、最優秀選手も受賞した。

「ところが1年前のトラウマが蘇ったのか、オフに行われた国際大会『プレミア12』の代表を辞退したのです。以降は意欲がないと判断され、代表に呼ばれることはなくなった」(同前)