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source : 文藝春秋 2016年12月号

genre : エンタメ, ライフスタイル, 読書

謝罪は「口で言われただけじゃダメなのよ」

『夏の終り』は、平野謙さんが認めてくれたことも嬉しかった。平野さんは、『花芯』の文芸時評から何年か経って会ったとき、謝ってくれました。「あの批評は間違いでした」って。私は「ああ、活字にしてくれないかな」と思ったけど、書いてはくれませんでしたね。だって、口で言われただけじゃダメなのよ(笑)。

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 私は88歳のとき、脊椎の圧迫骨折で入院。92歳でも同じ理由で入院。その治療中に見つかった胆のうがんの摘出手術も受けました。その間は小説が書けないからうつみたいになってしまって、94歳になったいまも、取柄は書くことだけ。出家して40年以上たつけど、お経は一向にうまくないしねぇ(笑)。

(「文藝春秋」2016年12月号より)

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