昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

連載シネマチャート

年間消費量は約100億個…アメリカで“ドーナツ王”になった男の波乱万丈な人生 「ドーナツキング」を採点!

シネマチャート

〈解説〉

年間消費量が約100億個にもなるドーナツ大国アメリカでは、カリフォルニア州の個人経営のドーナツ店の90%以上をカンボジア系アメリカ人が営んでいる。その鍵を握る人物が、無一文から“ドーナツ王”となったテッド・ノイ。カンボジア内戦を逃れてカリフォルニアにたどり着いたテッドは、大手ドーナツチェーンで研修後、1976年に自身の店を開業する。同胞のカンボジア難民たちを雇用して系列店を任せることで、一時は約22億円もの資産を築く。アメリカンドリームを実現したテッドだったが、大きな過ちを犯してしまい……。ドーナツ王の波乱万丈な人生を通し、アメリカにおけるドーナツの歴史、巨大チェーンと個人店の戦い、カンボジア内戦と難民問題、SNSを駆使する移民二世によるドーナツの進化などがわかるドキュメンタリー。アリス・グーの監督デビュー作。99分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆健やかな上昇志向と活力を持つ夫と、参謀のごとき美人妻の成功譚。ハァ~と畏れ入るばかり。アメリカ人の味覚って?

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆スケボーに乗って時空を滑り抜ける呑気さが暗黒面をしのぐ。資産家よりも働き者の報われる社会が消えないでほしい。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★★虐殺の日常から逃げ出し、食べて眠れて働ける幸せに懸命になるカンボジア人に落涙。すっからかんのキングも可愛い。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆これだけ堂々と楽天的にアメリカンドリームを謳う内容は今や逆に新鮮。移民の国における庶民や労働のリアルが伝わる。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆米ドーナツ市場から覗くカンボジア移民ヒストリーの絶妙なドリフト加減!甘くほろ苦いドーナツとコーヒーの関係の様。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
© 2020- TDK Documentary, LLC. All Rights Reserved.

『ドーナツキング』(米)
11月12日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
http://donutking-japan.com/

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

週刊文春をフォロー