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東京スカイツリーのほぼ真下に「ポツンと一軒そば屋」が…押上の“住宅街ど真ん中”にオープンした理由を聞いてみた

2021/11/23

 東京スカイツリーのほぼ真下の住宅街に、ポツンと一軒のそば屋が今年9月にオープンしたという。しかも、なかなか分かりにくい所にあるという。

 押上駅からとうきょうスカイツリー駅(かつては業平橋駅)を結ぶ一帯は、ここ10年でもっとも変貌を遂げたエリアといってもいいだろう。

いざ、押上の「ポツンと一軒そば屋」へ

 かつて押上駅から浅草通りを歩いて5分位の所に「えちご」という立ち食いそばの名店があった。業平橋駅改札を出たすぐにも「かどや」という渋い立ち食いそば屋があったし、南側の業平公園の方には天ぷらがたくさんある「あたらし製麺所」もあった。

 これらは2000~2018年ころまでに閉店した。今は「立ち喰い蕎麦絃」や「そば処幸音」が営業している程度である。

押上駅から浅草通りを歩いて5分ほどにあった名店「えちご」
旧業平橋駅改札すぐにあった「かどや」

 数年ぶりの押上である。地下鉄半蔵門線の改札を出ると、東京スカイツリーや東京ソラマチへ行く人でごった返していた。そんな混雑を横目にA3出口を目指す。A3出口から地上に出ると東京スカイツリーが真上にそびえ立つように現れた。「これはすごいな」実際は約250m離れているのだが、高さが634mなので上から覆いかぶさるような雰囲気である。

地下鉄の改札を出てA3出口を目指す
A3出口を上がるとそこは
スカイツリーが真上にそびえたっていた
東武鉄道本社前を桜橋通り方向(東方向)へ歩いていく

 しかも、一帯は区画整理されて昔の面影はまったくない。目の前を走る東武伊勢崎線も高架工事の真っただ中だ。東武鉄道本社前を桜橋通り方向(東方向)へ歩いていき、押上2丁目の住宅街に分け入っていくと、ようやく昔の雰囲気の街並みが現れた。しかし、こんなところに本当にそば屋があるのだろうか。