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2021/11/20

大谷が語った「なんとなく日本の野球っぽいなと」

 監督の会見を聞こうと、会見場にはエンゼルスの選手も列席。大谷は最前列でスピーチに耳を傾けていた。

 大谷はその印象をこう語った。

「経験と実績から自信があふれている感じがしましたし、ユーモアもあるし、なんかいい人そうだという印象があります。面白そうな野球をしそうだなという雰囲気も感じますね」

 実際に、練習などで接するようになり、感じたこともあった。

「たとえば1塁へのカバーに全力で走るなど、そうした基本的な部分を練習ではしっかり確認して欲しいと言われました。なんとなく日本の野球っぽいなと感じました」(大谷)

須藤豊ヘッドコーチと30年来の仲

 実はマドン監督は日本野球とも縁が深いのだ。大洋(現DeNA)で監督、巨人、西武でヘッドコーチを務めた須藤豊氏(84)と約30年来の旧友なのだ。

 1986年から4年連続で、須藤氏は、巨人の2軍を率いて、アリゾナ教育リーグに参加。そこで、マドン氏率いるエンゼルスのマイナーチームと対戦を重ねている。

 マドン監督は、練習熱心で勤勉な気質、基本に忠実な日本野球の姿勢に感銘を受け、須藤氏と意気投合し、「ベストフレンド」と呼び合うようになったという。メジャーで主流の本塁打に頼るパワー野球だけでなく、走塁重視でバントや小技を絡める野球を好むのは、須藤氏の影響もあるのかもしれない。

後編に続く)

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