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「整形外科に行っても慢性腰痛は治らない」痛みの専門医が断言する"これだけの理由"

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genre : ライフ, 医療, ヘルス

整形外科では治せない腰痛がある。横浜市立大学附属市民医療センターペインクリニック内科の北原雅樹医師は「痛みが3カ月以上続く『慢性腰痛』の8割は筋肉のコリなので、整形外科での手術などでは痛みの原因は取り除けない」という――。(聞き手・構成=医療・健康コミュニケーター高橋誠)

写真=iStock.com/Motortion ※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Motortion

長引く腰痛は、整形外科では治らない

国際疼痛(とうつう)学会では慢性痛を「急性疾患の通常の経過、あるいは創傷の治癒に要する妥当な時間を超えて、長期(3カ月、または6カ月)にわたって持続する痛み」としています。通常治る期間を超えた痛みということです。

慢性の腰痛に悩む人々は、1271万人もいらっしゃいます(厚生労働省資料2019年「国民生活基礎調査の概況」)。整形外科医は、腰の痛みの原因が腰椎や神経にあると診断しがちです。しかし圧迫骨折や明らかな神経所見がない限り、腰椎が原因ではなく、ほとんどは筋肉のコリに原因があります。

にもかかわらず、「腰部脊柱管の間が狭くなって神経に当たり痛みが出ている」と画像診断され、有効性の少ない手術へ誘導されていくケースが後を絶ちません。患者さんが委縮して手術を回避するか、セカンドオピニオンを取らない限り、「先生に手術をお任せします」となってしまいます。

初診の患者さんに触診しようと「痛いところを見せてください」というと、「先生、体を見るんですね」と患者さんが驚きました。今まで痛みを診てきたクリニックの主治医は、痛いところを見たことも触ったこともなかったのです。紹介されてくる患者の2、3割はそのような診察を受けてきたというのが現実です。

ダメな医者ほど「画像診断」と「手術」に頼る

神経痛全般の診断は3段階あります。まずは話を聞くこと(日常生活、体のしびれ、排便、排尿など)。次に患部や周辺を触ったり、たたいたり、少し刺したりなどの刺激を与えて神経や筋肉の反応、関節の動きを見ます(理学所見)。そして、聞いたお話や理学所見で大体のあたりをつけ、最後に確認のために画像診断を行います。

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