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iii.腰部周辺の筋肉に原因がある。腰のマッサージや鍼治療で反応が少ない。腹筋群、臀筋群、下腿筋群、胸背部筋群などの筋肉が相対的に少ない(絶対的な筋力不足and/or過体重)and/or緊張が高い(柔軟性不足)
→iiiはなかなか気が付かない。腕のいいマッサージ師や鍼灸師、しっかりしたPTも「首をかしげる」。広い範囲の筋肉や関節の状態を調べることでようやくわかる。

iv.その他:認知症などを除く必要がある→ivも見逃すと厄介。

慢性の腰痛への地道なアプローチが必要だ

孫子の兵法 第四章 軍形篇に「善く戦う者は、先ず勝つ可からざるを為して、以て敵の勝つ可きを待つ」の一節があります。「戦い上手な者は、まず自軍をしっかり守って、誰にも負けないような態勢を整えた上で、敵が弱点を現して、誰もがうち勝てるような態勢になるまで待つ」という意味です。

慢性の腰痛という敵が、真の原因を浮かび上がらせるように、さまざまな角度から原因の仮説と検証を繰り返し、エビデンスを積み重ね、正しい対処に導くことが、腰痛治療との闘いに勝つための地道なアプローチと言えましょう。MRIは慢性腰痛という敵を知る重要な情報ではありますが、すべてではありません。

痛みがこじれる要因、気をつけるべき医者について、以下にまとめました。

北原式 痛みがこじれて難治性になる3つの要因
1.病気そのものが難治性。
2.患者側の要因(身体的、心理的、社会的)
3.医療者側の要因(痛み治療についての知識不足、診療の細分化、縦割り)

北原式 こんな医者には気をつけろ 慢性の腰痛を治すために避けたい3つのタイプ
1.話を聞かない。
2.触らない。
3.MRIを撮らずに、レントゲンで診断する。

慢性腰痛に対してレントゲンは全く意味がありません。MRIでないと骨や関節の状態はわかりません。それでもまずはレントゲンがお決まりのプロセスになっているのは、多分に医療機関の経済的な事情でありましょう。