昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

source : 文藝春秋 2022年1月号

genre : エンタメ, スポーツ

藤井氏は最善手を続けたが……

 深浦九段がふり返る。

「初めて見る形のはずですが、そこから30手ほど、私の事前研究のときにAIが示した最善手と同じ手を指してきたのです。心の中で『これは凄い』と感嘆していました」

 しかし、「藤井さんが最善手を続けたからこそ、私が勝てた」と深浦氏は語る。そこには30年のキャリアに裏打ちされた勝負論があった。

 1972年に長崎県佐世保市で生まれた深浦九段は、中学入学と同時に親元を離れ、高校には進まず棋士を目指す。2回、大きな壁にぶちあたったが、それを乗り越え、故郷を出て8年後に棋士となった。

史上最年少四冠を達成した藤井聡太

 それから30年、中原誠、米長邦雄、谷川浩司、そして羽生善治といった錚々たる面々と対戦。900勝を射程にとらえるほど長いキャリアを誇るが、深浦九段はこう口にした。

「経験は活きない」

「長年の勘が働くことはありますが、経験に頼るのは危険です。たとえベテランであろうとも、若手と同じように研鑽を続けないと、負けてしまうのがプロの世界です」

 こうした姿勢は将棋ファンならずともお手本にしたいところではないか。

 ほかにも、羽生善治九段の全盛期に口にした名言「羽生さんと殴り合ったら俺が勝つ」の真意なども語った深浦九段。その言葉には勝負師の魅力があふれている。記事の全文は「文藝春秋」1月号に掲載されている。

下記サイトでこの記事をより詳しく購読できます↓
※ロゴをクリックすると各サイトへ移動します
Yahoo!ニュース
文藝春秋

この記事の写真(3枚)

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

文藝春秋をフォロー