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「早死にするから大丈夫!」と豪語する年金未納者を待つ残酷な末路

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年金制度の将来に不安を持っている人は多いでしょう。しかしファイナンシャルプランナーの長尾義弘さんは「年金なしで、どうやって老後を暮らすのですか。厚生労働省の調査によると、約半数以上の方が、年金の収入だけで生活をしています」と警鐘を鳴らします――。

※本稿は、長尾義弘『運用はいっさい無し! 60歳貯畜ゼロでも間に合う老後資金のつくり方』(徳間書店)の一部を再編集したものです。

写真=iStock.com/Yusuke Ide ※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Yusuke Ide

年金は本当に「あてにならない」のか

「年金なんてあてにならない」「どうせ自分が老後になったときに年金はもらえなくなる」ということを口にする人がいますが、本気でそう思っていますか?

では、あなたは「年金をあてにしないで老後生活をおくることは可能ですか?」「本当に年金なしで生活できますか?」

年金をあてにしない場合は、どのくらいの老後資金を準備すればよいのかわかりますか? 自分の老後生活を豊かにするためには、年金の受給額を増やすのが一番の近道なのです。

国民全員が加入している国民年金のしくみとは

ところで、あなたは年金についてどのくらい理解していますか。年金制度は非常に複雑ですが、老後生活に欠かせないものです。

「65歳になったらもらえるんでしょ。それさえわかっていれば、あとはどうでもいいじゃないか」などとなおざりにしていると、損をすることもあります。年金は老後の大切な生活費です。まずは、基本的なしくみをおさえておきましょう。

日本は世界でも珍しい皆年金制度の国です。原則、国民全員が国民年金に加入しています。

国民年金は、20歳から60歳までの40年間加入します。60歳未満の人が払う保険料で、65歳以上の高齢者を支えるしくみです。ただし、保険料の支払いが困難なときは、免除制度などが設けられています。

保険料は、月額1万6610円(2021年)です。ちなみに、まとめて支払うと割引があります。

65歳になり国民年金から受け取る年金を、老齢基礎年金(以下、基礎年金)と呼びます。40年間保険料を納めると、月額6万5075円です。基礎年金を受給するためには、10年以上の加入が条件になります。