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2021/12/11

 陛下が外国訪問に行く前やお帰りになった際には、地球儀や写真をご家族でご覧になってよく話をされてきた。昨年12月1日のお誕生日のご近影で、愛子さまは陛下とアフリカの地図を見ながらお話しになっていたが、これもいつもの家庭内の姿という。アフリカの環境問題や貧困問題などをご家族でお話しになることもあるそうだ。

愛子さま18歳のお誕生日に際してのご近影 宮内庁提供

 陛下は、2005年のお誕生日会見で、教育方針について次のように述べられていた。

「愛子にはどのような立場に将来なるにせよ、1人の人間として立派に育ってほしいと願っております。(略)愛子の名前のとおり、人を愛し、そして人からも愛される人間に育ってほしいと思います。それには、私たちが愛情を込めて育ててあげることが大切です」

 ご自身は上皇上皇后夫妻から多くの場所へ連れていっていただいたことが良い思い出として残っているという。

愛子さま ©JMPA

「そのなさりようを見ていたことが、今日でもとても良かったと思っております。その意味でも、愛子が公務を始めるというのではなく、私たちがやっている姿を見せることも大切と考えます」(同前)

東京ディズニーランドや東京ミレナリオに外出された理由

 陛下は雅子さまと共に、愛子さまに楽しい思い出を作ることを心掛けてこられた。東京ディズニーランドやクリスマスにライトアップされた東京ミレナリオなどに私的外出をされたのはその一環だった。楽しかった記憶は時間と共に美しくなり、心の糧にもなる。苦しい時には力になってくれるものだとお考えになっていたという。

2006年3月、ディズニーランドとディズニーシーを訪問された皇太子ご一家 ©文藝春秋

 こうした私的な外出は世間から批判されたが、それで自粛されることはなかった。愛子さまが東宮御所で相撲中継を楽しんでおられれば、ご一家おそろいで観戦にも出かけられた。愛子さまが力士の名前や出身地、行司の着物などにご興味を持たれている時期でもあった。当日は、嬉しそうに星取表を付けられて、身を乗り出しながら観戦なさっていたといわれる。

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