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2021/12/11

愛子さまから「土俵の高さは何センチですか」と意表を突く質問が

 あれから13年―今年1月25日、愛子さまは13年ぶりに両陛下と両国国技館に足を運ばれた。関係者らに進んでご挨拶をされ、相撲好きらしく「土俵の高さは何センチですか」と意表を突く質問をされたので、関係者からは思わず笑みがこぼれたという。

 雅子さまは、諸行事以外では久しぶりの和装姿で、13年前とは異なりリラックスされている雰囲気だった。ご一家は互いに言葉を交わしながら終始楽しそうだった。雅子さまは、以前の相撲観戦では関係者らとほとんど言葉を交わさなかったが、今回は力士のぶつかりに目を大きく開かれて「凄いですね」とその迫力に驚かれていたという。

2020年1月25日、大相撲初場所の観戦に訪れ、取組後に拍手される天皇皇后両陛下と愛子さま ©時事通信社

ご友人からの誘いで英国イートン校に「行ってみたい」

 愛子さまが学習院女子高等科2年のとき、英国イートン校のサマースクールに参加されたのも、実は、英語を学ぶ目的だけではなく、かけがえのない時期にお友だちと良い思い出を作ることも大切という両陛下のお考えからだった。

「学校に行けなかった時期に、励ましの手紙や電話をくれたお友だちとはその後も関係は良好で、そのご友人から誘われたこともあって、愛子さまから『行ってみたい』とご希望があったそうです」(元東宮関係者)

2018年7月22日、赤坂御用地を出られる愛子さま(代表撮影) ©共同通信社

 両陛下も同じ年頃には、学校生活が中心だったが、愛子さまも学習院での生活が最優先だった。学習院は課題が多く、クラブ活動などにも参加されていたため、東宮御所の職員は、愛子さまが「あぁ、忙しい、忙しい」とお茶目に帰宅される姿をしばしば目にしていた。

「この冬にも愛子さまは両陛下とは別に、同級生とスキーに行かれました」(宮内庁関係者)

新しい天皇家の姿

 本格的な美術鑑賞は15歳の時が初めてだった。文化芸術にかかわりの深い皇族としては遅い印象もあるが、これに関しても陛下は音楽関係の知人に、「より深く理解できる年齢があるのではないでしょうか」と語っている。

 陛下の急がない姿勢は生き方にも通じている。この知人が、両陛下の自然なお姿が国民の心を惹きつけているのではありませんか、と問うと「それはまた力になりますね」とおっしゃっていたという。

12月5日、上皇ご夫妻にあいさつをされた愛子さま ©JMPA

 天皇ご一家は、苦しい時も互いに急がず急がせず、共に支えあうことで乗り越えて来られた。陛下と雅子さまがそれぞれのお誕生日に言及されたのは「ONE TEAM」。令和元年を象徴する言葉は、新しい天皇家の姿にもあてはまるのかもしれない。

 即位後初の外国訪問では英国のウインザー城に滞在される。エリザベス女王からのご招待だが、英国は陛下にとって人生の転換点でもある。令和のスタイルもまた、ここから始まるのかもしれない。

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