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新宿・歌舞伎町で売春、自殺、暴行…「トー横キッズ」の取り締まりが強化される理由

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自殺、暴行…今年に入って相次ぐキッズらの事件

 この辺りは再開発の前は新宿コマ劇場のあった一角で、当時は「コマ劇前」と呼ばれ、やはり家出をした少年少女らが夜、周辺を徘徊して社会問題化した。

「飲食以外の娯楽も多く、生きづらさを抱える未成年を惹き付ける魅力は変わらないのでしょう」(同前)

 問題は今年に入り、事件が相次いでいることだ。

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 5月には、薬物を服用したと見られるキッズら10代の少年少女3人がホテルから相次いで飛び降り自殺。その1週間後にも、同じホテルから未成年の男性が飛び降りる事件が起きた。8月には、広島市から上京した10代少年がその場にいたホームレスの男性に暴行したとして書類送検されている。

@copy;iStock

「それまで警視庁もキッズらに声をかけ、身分証などで年齢を確認する程度でしたが、9月中旬に一斉取り締まりを実施。飲酒や喫煙をしていた少年少女らを補導しました」(同前)

 そうした中で起きたのが、今回の傷害致死事件だ。危機感を募らせる警視庁は12月4日夜から5日未明にかけ、再び一斉取り締まりを実施。中高生の少女ら17人を補導するなど、トー横キッズの生態に本格的にメスを入れつつある。

新宿・歌舞伎町で売春、自殺、暴行…「トー横キッズ」の取り締まりが強化される理由

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