1位 奥奥八九郎温泉＠秋田県
奥が二つも連なるほど山深い所に湧く奥奥八九郎温泉は、秋田県小坂町の十和田湖の近くにある野湯だ。未舗装の林道をガタゴトと走って行くと森が開け一帯は茶色く染まっている。温泉の成分が固まった析出物で覆われているのだ。
2人入ればいっぱいの小さな湯船には炭酸泉が勢い良く噴出しまるで天然のジャグジー。湯は透明だが鉄分を多く含みタオルをつけると赤茶色に染まる。
森林浴しながらの熱めの湯が気持ちいいが、夏場はアブやブヨが大量に発生するので注意が必要だ。すぐ近くには自然湧出の奥八九郎温泉もあるがこちらはだいぶぬるい。
写真＝魚谷祐介
