昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

《世紀の大誤報があった日》95年前、大正天皇崩御。そして新元号「光文」が報じられた

コミックで読む「昭和怪事件案内」

2021/12/25

source : 文春コミック

genre : エンタメ, 読書, 歴史

 

 大正15(1926)年12月25日午前1時25分、かねてより病弱だった大正天皇が療養先の葉山御用邸で逝去された。当日の朝、新聞各紙が天皇崩御を伝えるなか、東京日日新聞(後の毎日新聞)は号外および朝刊で「元号は『光文』」と報道した。

 しかし、天皇の諮問機関である枢密院は午前11時、新元号は「昭和」に決定したと発表。東京日日の記事は歴史に残る大誤報となってしまった。なぜ、こんなことが起きたのか──。

 コミック「昭和怪事件案内」は、珍事件、怪事件、未解決事件でたどる昭和グラフィティ。セピア色に変色した事件の真相に迫ります。

世紀の大スクープのはずが…

 ここは老舗の出版社。週刊誌に配属された新米男性記者の小平が、2025年の「昭和百年」に向けて、昭和時代の怪事件を振り返るという連載企画を任された。

 
 

 コンビを組むのは、先輩女性記者の昭島。最初の事件として取り上げたのが、昭和の幕開けに起きた誤報事件だった。

 

 95年前の12月25日早朝。各紙が大正天皇崩御を報じる中、東京日日の「光文」は大スクープとなるはずだった。しかし、午前11時に新元号は昭和と発表され、光文は大誤報となってしまう──。