昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

source : 提携メディア

genre : ライフ, ライフスタイル

引き出し1つでも、家中まるごとでも、すべてに通じる王道のノウハウです。これで暮らしの土台が整います。

ここまで整えたら、以後やっていくのは日々の片付けです。

片付けというと、いきなり重く感じますか? 確かに、うちの子どもたちなんて「片付けようね」と言うと、私に見つからないように隠しておしまいだったりします。

そこで私も反省しました。「片付けようね」ではなく、「使ったら元あったところに戻そうね」と声をかけることにしました。戻すだけなら幼稚園児の息子も自分でちゃんとできます。

そもそも、超ズボラな私自身、負担を感じなくなりました。

私が整理収納を学んでよかったなぁと心底思うのは、どんなに散らかっても「戻そうと思えば戻せる」と余裕で構えていられることです。

日中はぐちゃぐちゃでも、寝る前には戻すようにする。これなら10分くらいです。平日はほったらかしでも、金曜日にはリセットする。それでも30分くらいでしょうか。もちろん一番ラクなのは、使ったらすぐに戻す。これなら1秒です!

これを知っていると本当に気持ちがラクです。「まっ、いっか。できるときにやれば」と思えるので、どんなに忙しくてもイライラしなくなりました。

「がんばって大掃除をする必要はありません」

片付ける、ではなく、戻す。

これだけで信じられないくらい暮らしがラクに、家事が簡単になります。年末に大掃除をしてゲッソリすることも、もちろんなくなります。

本書で紹介したことの中で、なるべく簡単にできそうなこと、すぐに試せそうなことをどれか1つ、ヒントにして試していただければと思います。

引き出しを1つ、片付けてみたらスッキリした――こんな風にささやかな「気持ちいい」を感じることができれば、そこから「心地いい」「暮らしやすい」を増やすのは意外と簡単です。がんばって大掃除をする必要はありません。少しずつ、少しずつ心地よさを広げていきましょう。

kayoko(かよこ)
インスタグラマー、整理収納アドバイザー、住宅収納スペシャリスト
自身の家の新築を機に「家づくり」「家事」についてのインスタグラムを開始。現在、11万人以上のフォロワーがいる。家の細やかな手入れや布団生活、家事の効率化、習慣化の投稿が人気を集めている。無理なく、最小限の努力で、ストレスなく、のびやかに、心地よく家族が生活できる「整った暮らし方」が多くの人の共感を呼んでいる。

この記事の写真(1枚)

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー