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2021/12/20

source : 提携メディア

genre : エンタメ, 芸能, 読書, 社会, ライフスタイル

──ふたつとも「食」がメインで描かれているところも共通点ですよね。

宇垣 私、食べることも好きですが、人と食事を共有することがすごく好きなんです。私にとって大切な人とは、おいしいものを食べて一緒に「おいしいね」と言える人なんだと思います。

たとえば、食べ物に対する欲望の深さが同じってすごく大切ですよね。「焼肉食べよう!」って言ったときに、迷いなく「そこは極上で!」って返してくれる人がいい(笑)。私は「何を食べても同じ」って言う人とは一緒に食事を楽しめないと思うんです。そういった意味でよしながふみ先生の『きのう何食べた?』(モーニング KC)とか、食事シーンのあるマンガはすごく好きです。

 

──宇垣さんが大切にされていることが、物語にしっかりと反映されているんですね。

宇垣 自分が大切にしていることが物語の中でも大切にされていると「間違ってなかったんだ!」と思うし、すごく背中を押してもらっている感じがするんです。

生きていると「そこは別によくない?」と思うような意見が聞こえることがあって。でも、それに対して「そうじゃない! 私たちは誰に何を言われてもこれを大切にするべきだ!」って力強く描いている作品がすごく好きですね。


「好き」が仕事になった今、思うこと

「好き」が仕事になった今、思うこと

──宇垣さんはマンガや美容など、「好き」を発信して幅広く仕事につなげている印象があります。好きなことと仕事を分けるのではなく、一緒にしてよかったと思うことを教えてください。

宇垣 大手を振って自分の好きなことができるところですね。マンガを読んでいても、映画を観ていても「これが仕事なんでね!」って言えるので、個人的には免罪符ができたなと思っています(笑)。

あと、これは人によると思うんですが、私は自分の好きなものを人に話しているときが一番楽しくて「生きてる!」って気持ちになれるんです。それが仕事で発揮できるのは本当に願ったり叶ったりだなと思っています。