昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

「もういいんじゃない」過度なダイエットで摂食障害寸前に陥られた愛子さまが回復されたきっかけと、雅子さまからの“あるご助言”

#1

2021/12/28

 12月1日、天皇皇后両陛下の長女・愛子さまがご成年の日を迎えられました。これまでのお歩みを振り返り、ジャーナリスト・友納尚子氏の「愛子さまの食欲回復と大学選び」(「文藝春秋」2017年10月号)を特別に全文公開します。(全2回の1回目/後編に続く)

2020年3月、宮中三殿を参拝するため、皇居に入られる愛子さま ©共同通信社

(※年齢、日付、呼称などは掲載当時のまま)

◆ ◆ ◆

雅子さまが愛子さまに「あなたもね」

 8月21日午後3時過ぎ、栃木県の那須塩原駅に到着された皇太子ご一家は、沿道に集まった市民や観光客ら400人に手を振り歩み寄られた。

 愛子内親王殿下が公の場に姿を見せられたのは、同月の須崎御用邸の静養を除けば今年5月以来だったが、わずか3カ月の間に随分ふっくらされた印象だった。少し日焼けをされて、以前よりも健康的だった。静養先の那須御用邸では、幼少のころから可愛がっている動物たちに会えるのを楽しみにされていたという。

2017年8月、JR那須塩原駅に到着されたご一家 ©時事通信社

 愛子さまは小学生の男の子に向かって、

「宿題は大変ですか」

 とはにかんで尋ねられた。

 男の子がまだ宿題が残っていると答えると、愛子さまは、

「頑張ってください」

 とおっしゃられた。

 そのやり取りを横で聞いていた雅子妃殿下が、愛子さまに向かって、

「あなたもね」

 と笑顔でからかわれると、愛子さまは照れ笑いを浮かべられていた。

2016年7月、近鉄橿原神宮前駅でのご一家。愛子さまの夏休みに合わせて神武天皇陵を参拝された ©JMPA

 雅子妃がこうしたやり取りを観衆の前で見せられるのは、おそらくご療養中では初めてのことだろう。こんなことからも着実にご回復へと向かっていることが、感じ取れた。

 20分間の交流では、愛子さまは終始お元気なご様子で、以前、多く感じられたというふらつきやめまいなどはなく、積極的に前へ進まれて、集まった人たちと触れ合っていた。

関連記事