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「過去の"あるシーン"を思い出すだけでいい」どうしてもやる気が出ないときの科学的対処法

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身体は元気なのに、やる気が出ない。何に対してもイマイチ意欲的になれない。そんなことを感じている人も多いのではないか。『神モチベーション』を上梓した星渉さんは「コロナ禍で、さらにやる気が出にくくなるのは心の仕組みのため。そんな状況下でも、心理学・脳科学に裏付けられた誰でもモチベーションを高められる方法がある」という──。

意外と知らない事実「やる気には3種類あった」

やる気(モチベーション)には、3種類あるのをご存じでしょうか。1つ目がハイモチベーション、2つ目がアクションモチベーション、そして、3つ目がギャップモチベーションです。

①ハイモチベーション

急に「よし、気合いだ‼」と無理に出そうとするやる気を、「ハイモチベーション」といいます。これはとても危険です。なぜなら、急に高めたモチベーションは、すぐに下がってしまうからです。体温が急激に上がったら、体が一気に下げようとするのと同じです。すぐに下がるということは当然、長続きもしません。

②アクションモチベーション

文字通り、「行動」することによって生まれるやる気です。「動くからやる気が出る」というのは、科学的には正しいのですが、「その動くやる気が起きないんだよ」と言いたい方も多いはず。無理に行動を起こし、「アクションモチベーション」を使って「やる気が出ない」状態から抜け出すのは、よほど強靭(きょうじん)な意志の持ち主ではなければ至難の業。

③ギャップモチベーション

結論から言うと、私たちが「最も簡単に」やる気になることができて、かつ長続きするのが、3番目のやる気である、「ギャップモチベーション」です。これは「理想」と「現実」を埋めようとする心の働きがもたらす、パワフルな「やる気」の源です。

しかしながら、コロナ禍(か)の影響で、本来最も強力なモチベーションである「ギャップモチベーション」を多くの人が感じられなくなっている──このことが大きな問題を起こしているのです。