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島耕作が新型コロナに感染、『こち亀』日暮が復活…2021年の“マンガ界”では何が起きていた?

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NEWS 3:ちばてつや氏の入院に、ヒヤッ!

 11月3日、ちばてつや公式ブログで、ちば氏が入院していることが公表された。後日、同ブログ上でちば氏本人から、心臓の動脈弁の手術と喉の腫瘍治療を行ったことや、「お医者さんの話だと、うまくいけば年内には退院できるかも……だって」と現在は回復傾向にあることが報告され、多くのファンが胸を撫で下ろした。ちなみに、「病院の廊下の端っこの、いちばん日当たりのよい窓辺」で日向ぼっこをしていたところ、看護師に飛び降りと勘違いされてしまったという。

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 現在、ちば氏は「ビッグコミック」(小学館)で自伝的エッセイ『ひねもすのたり日記』を連載中。富永一朗(96)、サトウサンペイ(91)、白土三平(89)、さいとう・たかを(84)と、レジェンド作家の訃報が相次いだ2021年。2021年は『あしあと ちばてつや追想短編集』を刊行したこともあり、まだまだ健筆を振るっていただきたいところ。一日も早いご回復をお祈りします。

NEWS4:スーパーマンが孤独でグルメ

『スーパーマン』や『バットマン』などを生み出してきたアメリカンコミック出版社・DCコミックスと講談社の共同プロジェクトの一環として「イブニング」およびコミック配信サイト「コミックDAYS」で連載が始まったのが『SUPERMANvs飯 スーパーマンのひとり飯』。いくらスーパーマンといっても腹は減るもので、デイリープラネット社に勤務するクラーク・ケントは、ランチタイムにスーパーマンに変身して日本までひとっ飛び。焼き鳥の「鳥華族」や牛丼の「吉田屋」といった外食チェーン店で「おひとり様」を決め込む。

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SUPERMANvs飯 スーパーマンのひとり飯』宮川サトシ(原作)、北郷海(漫画)、DC COMICS(監修)講談社

 デイリープラネットでのうるさい上司や、恋人ロイス・レイン、世界を騒がす脅威(ヴィラン)からも邪魔されず、自由で、なんというか救われているスーパーマンの姿を見ると、ホッとするはず。昼飯時に周囲を見渡すと、そこにスーパーマンの姿が……!? なんて、夢のある話だろう。