「目のくぼみ」「左右の高さ」も要チェック
また、正面から見て、どちらかの目がくぼんでいる場合にも注意が必要です。
相貌心理学では、利き手側は現在や未来を、利き手側でないほうは過去を表します。
もし利き手側の目がくぼんでいる場合は、今、目の前に心痛の原因や困難があるということを示しています。また、利き手側ではないほうの目がくぼんでいる場合は、過去に目を背けたくなるほどの心痛や困難があったことを示しています。
しかし、心痛や困難が改善されていくと、目のくぼみは消えていく傾向があります。
さらに、左右の目の高さが違うときは意識が散漫になっており、自分にとって大切なものを選び取れない状態にあることを示します。
特に利き手側の目が低いときは、意識が散漫になり、今は正しい選択ができない傾向を示します。
自分でよくわからない場合は、写真を撮って左右の目の高さを比べてみてください。
“鼻”が示すあなたの本音
鼻にもいろいろな情報が表れています。鼻が示すのは、その人の「本音」です。
鼻筋が太い場合は、誰からも愛されたいという意識を表しています。大らかな面がありますが、人によっては大雑把と言われてしまうこともあるようです。鼻筋が細い場合は、自分の選んだ最良の人に愛されたいという傾向を示します。
鼻筋も、外部刺激や内面の変化によって多少太くなったり、細くなったりすることがあります。
さらに、鼻筋の向きにも注目してください。鼻筋が利き手側に傾いていたら、あなたの意識は、現在や未来に向いていることを表します。先ほど目がくぼんでいる場合は注意が必要と書きましたが、そのような場合でも、鼻筋が利き手側に傾いているときは、その問題にも何とか向き合えているということです。
しかし、鼻筋が利き手側ではないほうに傾いていたら、意識は過去に向いているということ。思考や行動が、過去のある出来事との比較になっている可能性があります。
また、正面から見て鼻の穴が見える場合は、思ったことを率直に言う傾向があるということです。反対に鼻の穴が見えない場合は、本音を言わず、本心を悟らせない秘密主義な一面があることを表します。
相貌心理学教授
1975年生まれ。2004年、アパレルの勉強のためにフランスに渡り、現地で相貌心理学に出会い、傾倒。学会長に師事し、5年の研修課程を経たのち、世界で15人、日本人では初となる相貌心理学教授資格を取得する。帰国後は、1億人以上の顔分析に基づく相貌心理学を広めるために、セミナーやセッション、企業への講演などを行う。著書に『人は顔を見れば99%わかる―フランス発・相貌心理学入門』がある。
