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「芸人って名乗ってる以上は、笑わせないと詐欺」錦鯉が語る相方の魅力

2022/01/16

source : 提携メディア

genre : エンタメ, 芸能

 

『M-1グランプリ2021』優勝で、日本中に感動を与えた錦鯉の長谷川雅紀と渡辺隆。優勝直前の2021年11月に自叙伝『くすぶり中年の逆襲』(新潮社)を上梓した彼らに、インタビューを実施した。その内容を前後編でお届けする。

前編では、トガっていたそれぞれの若かりしころを振り返りながら、おじさんとなった現状の自分たちを分析。日頃大事にしているスタンスや、今後のビジョンについて詳しく聞いていくうちに、雅紀自らも「新しい自分が知れた」と新たな発見があったようだ。

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長く話す雅紀さんを、通訳する渡辺さん

──『くすぶり中年の逆襲』、とても素晴らしい本でした。おふたりの会話が活字になることで、渡辺さんが普段ボソッと言うツッコミがよりダイレクトに入ってきて、この本が伝えたかった裏テーマって、もしかしたらそこなのかもと深読みしたのですが……。

渡辺隆(わたなべ・たかし)1978年4月15日生まれ、東京都出身

渡辺 それは深読みし過ぎですね。そんなことは一切ないです。

雅紀 本当に深読みし過ぎですよ(笑)。

──(笑)。読んでいて何回か泣きました。

長谷川雅紀(はせがわ・まさのり)1971年7月30日生まれ、北海道出身

雅紀 いやぁ、うれしいですね。笑うとか泣くとか言ってくださるんで、自分ではそんなつもりでしゃべってないですけど、結局、感情が動くってことは心というか魂を揺さぶられるわけじゃないですか。だからうれしいなぁって思いますね。

渡辺 ええ。「うれしい」って言えばいいだけの話ですね。

雅紀 長いことしゃべりましたけど、結局ね(笑)。

──今のように、雅紀さんが伝えたいことは結局ひとつだな、と思う部分が本にもたくさんありました。

 

渡辺 ありますね、確かに。

──それに対して、渡辺さんのツッコミがあるからまとまりますよね。

渡辺 ありがとうございます。

──通訳みたいな感じというか。

雅紀 僕がなに人なんだって話ですよ、通訳なんて(笑)。

渡辺 たまに、しゃべってる途中で何を言うか忘れることあるもんね、話が長過ぎて。