『M-1グランプリ2021』優勝で、日本中に感動を与えた錦鯉の長谷川雅紀と渡辺隆。優勝直前の2021年11月に自叙伝『くすぶり中年の逆襲』(新潮社)を上梓した彼らに、インタビューを実施した。その内容を前後編でお届けする。
【前編】「芸人って名乗ってる以上は、笑わせないと詐欺」錦鯉が語る相方の魅力
後編は、『M-1』優勝後のお金の使い道について。雅紀の憧れのブランド・クロムハーツについて深掘り。舌をふたつに割る“スプリットタン”を勧める渡辺と、それを「おもしろい!」と受け入れる長谷川。
我々は今後、さらにとんでもない錦鯉を見ることができるかもしれない。
テーマは「50歳からの伸びしろ」
──雅紀さんは、お金が入ったらクロムハーツが欲しいそうですね。
雅紀 そうですね、2021年の『M-1』決勝進出記者会見で言いましたね。
──なぜクロムハーツなんでしょうか?
雅紀 芸人仲間と、僕がクロムハーツ似合うって話になったんですよ。
──どなたがおっしゃったんですか?
雅紀 アルコ&ピースの平子(祐希)ですね。
──……渡辺さんはどう思いますか?
渡辺 いや、いいんじゃないですか(笑)。
雅紀 笑いながら言ってる!
渡辺 買いなよ。ブランド、クロムハーツしか知らなかったんでしょ?
雅紀 そうそう、ブランドってクロムハーツ以外に何があるんですか?
──シャネル、ルイ・ヴィトン、クリスチャン・ディオール、グッチとか、たくさんありますよ。
雅紀 へぇ。なんかクロムハーツのイメージしかなくて。すごい高いTシャツとか財布もあるって聞いて、「今流行ってるみたいで」ってオズワルドの伊藤(俊介)くんに言ったら、「今流行ってねえよ、だいぶ前だよ」ってツッコまれたんですけど。
──(笑)。クロムハーツの何が欲しいですか?
雅紀 ネックレスと指輪ですね。
──普段からアクセサリーつけられるんですか?
雅紀 人生でつけたことないですよ。
渡辺 ピアスも開けたほうがいいよ。