そこで、約束を見直すことにして、ゲームをする時間や頻度を減らすことになりました。これを繰り返すと、子どもは強制されるゲームに義務感を持つようになり、続けるのがつらくなってきました。
半年くらいかけて、最終的には「週5日、1日1時間以内」という約束に落ちつきました。ここまで来ると、週5日ゲームをやらない日があっても、親の方は無理してゲームをさせたりはせず、そのまま様子を見るようになったそうです。
なかなか勇気のいる方法ですが、どうせ放っておいても何時間もゲームをしてしまうのであれば、一度やってみてはいかがでしょうか。
井上 智介(いのうえ・ともすけ)
産業医・精神科医
島根大学医学部を卒業後、様々な病院で内科・外科・救急科・皮膚科など、多岐の分野にわたるプライマリケアを学び、2年間の臨床研修を修了。その後は、産業医・精神科医・健診医の3つの役割を中心に活動している。産業医として毎月約30社を訪問。精神科医・健診医としての経験も活かし、健康障害や労災を未然に防ぐべく活動している。また、精神科医として大阪府内のクリニックにも勤務
産業医・精神科医
島根大学医学部を卒業後、様々な病院で内科・外科・救急科・皮膚科など、多岐の分野にわたるプライマリケアを学び、2年間の臨床研修を修了。その後は、産業医・精神科医・健診医の3つの役割を中心に活動している。産業医として毎月約30社を訪問。精神科医・健診医としての経験も活かし、健康障害や労災を未然に防ぐべく活動している。また、精神科医として大阪府内のクリニックにも勤務
