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原宿の読者モデルから12トンダンプ運転手に「運転席の方が素の自分でいられるかな」

笑顔もお届け、トラガール! #1

 10トンを優に超える巨大ダンプカーや、トレーラー操作もお手の物。コロナで停滞続く物流を支えるのは彼女たちだ!

12トンダンプを駆るガテン系読者モデル――古澤未来さん(33歳)

 うちは家業が土建屋さん。埼玉で「光友」という会社を経営していて、山から買った石や砂、土などを提供しています。高校生の頃から仕事を手伝い始めて、今乗っているのは12トンのダンプトラック。父ほどは巧く操れないですがローラーやショベルカーなどの重機も扱えます。

 

 美容にも興味があって、原宿でスカウトされたのをきっかけに読者モデルも経験しました。でも、運転席のほうが素の自分でいられるなと思って。仕事中の自分をSNSにアップすると、「私もやってみたい」ってDMが来るのが、めっちゃ嬉しいんです。正直、ダンプは女性に向いてると思うんですよ。荷下ろしは必要ないし、手も汚れないし。難点は3時出発とか朝が滅茶苦茶早いこと。眠気に襲われて事故を起こすことがないよう、緊張感も常にあります。

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 最近、道ですれ違った時に私に気づいて手を上げてくれる人がいるんですよ。この世界は男性だらけ。なのに、全くモテないんですけど(笑)。

写真=深野未季/文藝春秋

原宿の読者モデルから12トンダンプ運転手に「運転席の方が素の自分でいられるかな」

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