1ページ目から読む
2/2ページ目
「バイブレーターを尻に刺したりした」
「部下を殴ったり蹴り上げたりするのは、日常茶飯事でした。競馬などのギャンブルも好きで大酒飲み。酔っ払うと部下を深夜に呼び出し、家まで車で送らせていました」(同前)
機動隊の小隊長を務めていた07年には、隊員の訓練期間中に“暴行事件”を引き起こしていた。
「宿舎で酒を飲んでいたのですが、機嫌が悪かった加藤さんは若手隊員の余興がつまらなかったことに腹を立てた。一発芸のために用意された蝋燭を垂らしたり、バイブレーターを尻に刺したりしたのです」(同前)
翌年、耐えかねた若手隊員らは上司に直訴したが、
「洞爺湖サミットが近かったため、不祥事が公になるのを恐れた県警は加藤さんを『所属長注意』としただけでした」(同前)
県警本部に確認すると、
「頂いたご質問にはお答えできません」
前出の県警関係者が語る。
「問題のある人物にもかかわらず、県警は彼を放置し続けてきた。その結果、今回の事件が起きてしまったと思えてなりません」
“一片の悔いなし”とは、とても言えまい。