捻じ曲がって伝わった噂を信じ、一部の部員が大浴場に…
そんな過去の“のぞき事件”の噂は、浜商の一部の生徒に捻じ曲がって語り継がれていたという。
「ここのホテルは女湯をのぞけるポイントがあるらしい――」
一部男子水泳部員は、そんな噂を信じて夕食後、一目散に大浴場にむかった。女風呂では1年生の女子部員4名が入浴中だった。
「裁判資料にも出ていますが、4人の男子部員たちが女湯と隣接する壁にある高さ10cm前後の排水口から身をかがめて順番にのぞき行為を行ったようです。とはいえ壁の厚さや排水口の位置からも、女性の姿はくるぶし程度しか確認できず、すぐに断念したといいます。
同じタイミングで別の2名の生徒は、天井付近にある配管の隙間を見つけた。他の部員の手助けを受けながら洗い場の蛇口をよじのぼり、隙間に手を伸ばしスマホをかざしたそうです。ただ、一度目はスマホの角度の問題で女性がうつらなかった。その後、再度盗撮にチャレンジしていたところ、女子生徒にみつかり悲鳴があがったといいます。
すぐに先輩女子部員から注意を受け、盗撮した生徒は慌てて動画を削除。他の浴場にいた男子生徒たちもスマホをその場で提出しました。男子生徒たちは謝罪をしたものの、被害女性たちから受け入れられず、顧問に“自首”したそうです」（学校関係者）
顧問は激怒し、関わった生徒を激しく叱責
当然、卑劣な盗撮行為に顧問は激怒した。
盗撮をした生徒はもちろん、それを手助けした生徒たちも約2時間立たせ、激しく叱責した。加担した男子生徒たちは翌日の大会も参加することなく家に帰されたという。
「2日後、改めて学校に呼び出された生徒たちには、遅くまで教師からの説教と聞き取り調査がおこなわれました。盗撮した部員が下級生だったことから、教師たちは首謀者が3年生だと考え『●●がやれといったんだろ？』とかなりの剣幕だったといいます。実際にスマホも警察に提出されたようです」（同前）
