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眞子さんから佳子さまへ“お揃いのエメラルドグリーンスーツを継承” 小室圭さんに強烈な違和感を覚えた家族葬での一幕

#3

2022/03/15

「文藝春秋」2022年3月号より、皇室ジャーナリスト・佐藤あさ子氏の「秋篠宮家『取材日記』」を全文転載します。(全3回の3回目/#1#2から続く)

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姉妹の個性の違い

 眞子さんの私服は、身体の線が隠れるオーバーサイズのものが多い印象がある。昨年11月14日に羽田空港から小室さんと一緒にNYに発つときに着ていたのは、ネイビーのゆるっとしたニットのトップスと、柔らかそうな素材の黒いワイドパンツの組み合わせ。手にはモスグリーンのコートを持たれていて、全体的に濃い目の色合いだった。

 ノルディック調のカーディガンにSTAR WARSのダース・ベイダーが入ったデザインTシャツを着ていた小室さんとは対照的だ。長旅を意識して、楽なファッションを選ばれたのかもしれない。ただ、この「濃い目の色」と「ゆるっとした服装」を眞子さんは一貫して好まれているように思う。

NYに発つ小室圭さんと眞子さん ©共同通信社

 2018年6月、眞子さんが学習院時代の友人3人と箱根へ1泊2日の“女子旅”を楽しまれたことを「女性セブン」がスクープした。この時も眞子さんは黒いフレンチスリーブのカットソーと、裾にゴールドのラインが入り、グラデーションがかった布地を多く使ったロングスカート。それに黒いサンダルをあわせていた。

 友人たちが白色のデザインTシャツにデニム、スニーカーを履き、動きやすいカジュアルスタイルだったのとは対照的だった。眞子さん1人だけが、歩くたびに裾がふわっふわっと浮き上がっていたという。

2020年、眞子さま(当時)のお誕生日に際してのご近影 宮内庁提供

 私服ではオシャレ重視の佳子さま、それに対して着心地重視の眞子さん。姉妹ではっきりと個性の違いが出ている。しかし打って変わって公務でお召しになる服は、どの年代の人からも好感が持たれるようなオーソドックスなもの。ある宮内庁関係者によれば、「公務の服装は微に入り細を穿って紀子さまがアドバイスをされている」という。

姉妹の絆を印象付けたスーツの継承

 2019年9月30日、27歳だった眞子さんは、都内のホテルで行われた「日本中近東アフリカ婦人会(NCAF)」主催のチャリティバザーを訪問された。このときの装いは、薄い桜色の振袖と若緑色の帯揚げの組み合わせ。若い女性ならではの明るい色使いだった。

2019年12月、上皇さまの誕生日を祝うため、皇居に入られる眞子さま(当時)と佳子さま ©時事通信社

 会場は、お国自慢の特産品や民芸品が並び、食欲をそそるローストチキンや各種スパイスの香りに満ちていた。中東やアフリカ各国の大使夫人が民族衣装で出迎えた。

 このバザーにはかつて、美智子さまや雅子さまも和服で足を運ばれていたのでそれに倣ったのかもしれないが、会場の雰囲気を考えると桜色の振袖はやや場違いにも思えた。

「第4回みどりの『わ』交流のつどいー都市の緑三賞表彰式ー」へご臨席。佳子さまはエメラルドグリーンのスーツをお召しに 宮内庁提供

 ファッションは皇族の心境や意図を言葉以上に伝えることがある。昨年11月、佳子さまは「みどりの『わ』交流のつどい」に緑色のスーツを召され、オンラインで出席された。これは眞子さんが出席を重ねてきたイベントであり、緑色のスーツは眞子さんが前回出席した際に着ていたものだ。姉妹の絆と仕事の引継ぎを印象付けたスーツの継承は心憎い演出だった。