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廃棄バナナ"ゼロ"をめざす「もったいないバナナ」プロジェクト始動!

PR提供: 伊藤忠商事

日本人が大好きなバナナ。その人気のバナナが、品質は変わらないのに、見た目が規格外という理由で大量に廃棄されている。それを何とかしたい。伊藤忠とドールが立ち上がった。

年間1000トンもの廃棄バナナの山

 手軽に食べられて、便秘解消や筋力アップにも効果があるバナナ。朝食代わりに、毎朝バナナを一本という人も多い。そんな身近な存在であるバナナが、日本国内で毎年大量に廃棄されていることは意外と知られていない。

「バナナは青い状態で日本に輸入されて、国内で追熟加工されます。その際、中身の品質は変わりないのに、外見的に規格外になってしまうものがどうしても出てきてしまうんです。その量は、ドールが扱っているバナナだけでも、年間1000トン。これは前から問題になっていました」と語るのは株式会社ドール マーケティング部の成瀬晶子さんだ。

 バナナ以外にも様々なフルーツでおなじみのDoleブランド。実は、2013年、伊藤忠商事が米国ドール・フード・カンパニー社から、アジア青果事業及びグローバル加工食品事業を買収。現在はシンガポールに本社を置くドール・アジア・ホールディングスが事業を統括している。成瀬さんの勤める株式会社ドールはその日本法人だ。

「伊藤忠とドールでは、おいしさは変わらないのに、廃棄せざるを得ないバナナを“もったいないバナナ”と名付け、それを救い出そうというプロジェクトを昨年9月に立ち上げたんです」

 その背景には、2020年、SDGsの実現に向けて、ドールがグローバルで策定した6つの目標、The Dole Promiseがある。

「6つの約束」は“三方よし”の精神

「その6つの約束には、日本の“三方よし”の考え方が反映されているんです」と成瀬さんは説明してくれた。売り手よし、買い手よし、世間よし。創業者・伊藤忠兵衛の言葉から生まれた“三方よし”の精神は、伊藤忠グループの企業理念でもある。

「伊藤忠から出向しているドール・アジア・ホールディングスのCEOが、Dole Promise策定にあたって、この“三方よし”の精神をグローバルのメンバーに説いたんです。すると、メンバーたちはみな、“三方よし”はいまの社会に求められている理念だと理解してくれて、その精神を落とし込んだ6つの約束が出来上がったんです」

 その6つの約束には、達成をめざすものとして、「10億人の人々に良質な栄養を届けることに貢献する」「自社製品の精製糖の使用ゼロ」などと並んで、「フルーツ廃棄物ゼロをめざす」が掲げられている。

 成瀬さんによると、これまでも廃棄バナナをフードバンクや動物園に提供したり、様々な活用が進められてきたという。

「ドールがフルーツ廃棄物ゼロをめざしているということを、もっと多くの方に知ってもらいたい。そして、廃棄されるバナナも大切な資源なんだということを、一般の消費者のみなさんに実感してもらいたい。それが、このプロジェクトの狙いなんです」

 プロジェクトでは、“フードロス削減”の取り組みに賛同してくれたバナナジューススタンド店舗に“もったいないバナナ”を買い上げてもらい、それを原材料にしたバナナジュースを販売。カップには“もったいないバナナ”のステッカーが貼られる。そこには、おいしく食べられるのに捨てられそうになったバナナが、ジュースなど別の姿に生れ変ることで、再び価値を取り戻す“循環”が表現されている。

最近、街でよく見かけるようになったバナナのジューススタンド。いまバナナの健康・美容効果が注目を集めているのだ。そこで、もうひとつ注目してもらいたいものがある。それがカップに貼られた黄色いステッカーだ
最近、街でよく見かけるようになったバナナのジューススタンド。いまバナナの健康・美容効果が注目を集めているのだ。そこで、もうひとつ注目してもらいたいものがある。それがカップに貼られた黄色いステッカーだ

フードロス削減の旗振り役として

「いまジュースだけでなく、フードでも展開していこうと準備を進めているところです。今後は、アボカドやキウイなど他のフルーツでも“もったいない”プロジェクトを実施していく予定でいます。いまは日本国内の取り組みですが、これが成功すれば“もったいない”をグローバルに広げていきたいですね」と成瀬さんは語る。

「もったいないバナナ」プロジェクトの協力店舗「7daysBANANA」(写真上)と「BANANA STAND」(写真下)。ドールではSDGs実現にむけて、プロジェクトに共感し、賛同してくれる企業・店舗を随時募集している
「もったいないバナナ」プロジェクトの協力店舗「7daysBANANA」(写真上)と「BANANA STAND」(写真下)。ドールではSDGs実現にむけて、プロジェクトに共感し、賛同してくれる企業・店舗を随時募集している

 明るい未来をめざして、Sunshine for Allをスローガンに掲げるドール。フルーツの生産国フィリピンなどでも、SDGs実現に向けてパイナップルの残渣を原料としたバイオガス発電や、バナナの茎を原材料とする繊維の開発など様々な取り組みが行われている。日本での“もったいないバナナ”プロジェクトが、一般消費者のフードロスに対する意識を変えていくことができれば、それはSDGsへの確かな一歩につながるかもしれない。

広がっていく「もったいないフルーツ」

ドールは「もったいない」プロジェクトをさらに押し進めていく。「もったいないフルーツ」の旗の下、アボカド、キウイ、パイナップルが新たに加わり、フルーツ廃棄ゼロをめざす。詳しくはこちら

photograph:Hirofumi Kamaya