昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

「走ればいいじゃん」から「この子がいないと無理」に…塗装屋で働く彼女が“旧型クラウン”を溺愛するワケ

「好き」に真っ直ぐ、クルマ娘 #1

2022/04/21

 かつては「ヤンキー」の代名詞だったシャコタンも、彼女たちにかかれば立派なオシャレのアイテムに。ド派手なスタイルの車を操り、ひときわ輝く彼女たちのクルマ愛に迫る!(全4回の1回目/続きを読む)

 “命より大事” な愛車

 この子、「ぴーちゃん」っていうんですけど、呼んでるうちにいつの間にか私も「ぴーちゃん」って呼ばれるようになってて、車と一心同体って感じで。

愛車の「18クラウン」を溺愛してやまない「ぴーちゃん」さん

 この子が納車されたのは2年前ですね。それまではほんとに、車に全然興味がなくて、「走ればいいじゃん」って感じだったんです。でも、友達が乗っていた18クラウンを見た瞬間、「何この車!?」って衝撃を受けて。ほんと、ガチの一目惚れというか。その瞬間に買うことを決めてましたね。

 そこから1年かけて、お金を貯めたり情報を集めたりしたんですけど、その間に新しい型のクラウンが出て、しかも純正のピンクがすごいかわいかったんですよ。めっちゃ惹かれました。でも、やっぱりこの18クラウンの形が一番好きだなあと思っていたので、18クラウンを買って、ピンクを叩き込んで、自分の「好き」を表現しました。

後継型クラウンの特別色「モモタロウピンク」に再塗装した

 ボディの塗装はお店にやってもらっているんですけど、他の部分は自分でピンクに塗っています。仕事が塗装業で、3年くらいマンションの外壁や内装の塗装をやっているんですよ。燃料タンクとか、ジャッキアップポイントとか見えないところもちゃんと塗ってあります。

 もともとこういう改造をするようになったのは、イベントに行くようになってからですね。そこでいろんな人と知り合って話をするたびに「もっとシャコタンしたい!」って思い始めて、こんな風に展示しています。これまでにかかった改造費は大体、全部で300万円くらいですかね。

 あと、お金の話で言うと、タイヤ代がバカにならなくて……。キャンバー角をつけていると、内側の減りが早くて、すぐに交換が必要になっちゃうんですよ。新潟に住んでいるので、イベントに出るときは往復の移動もきついですね。今度は大阪のイベントに行くんですけど、そのときは向こうでタイヤを交換してから帰ってくる予定です。

キャンバー角をつけたタイヤ

 ちなみに、今回は来る直前にトラブルがあって、車が動かなくなっちゃったんです。燃料ホースが壊れちゃって……。ほんともう、ギャン泣きしましたね。結局どうにか1日で復活させたんですけど、この子がいないと今無理っていう状態なんで……。車が命よりも大事なんです。

「命よりも大事な車」に全身全霊をささげる

 そういうトラブルは結構あって、フェンダーも切れたりするし、エアロも割れてるし、エンジンもかからなくなるし……ボロいんすけど。こないだエンジンもバラして、部品も替えているので、これからもメンテナンスをちゃんとしてあげようと思ってます。私の体の一部なので。

※車両は、イベント出展時の状態であり、公道走行時とは異なる箇所があります

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

この記事の写真(12枚)

+全表示

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー
z