ひざ掛けを車の中に入れておくからと…
と語っていた。運転は飯塚氏に残された数少ない“現役”の仕事、最後の“我がまま”だったのか——。
「18日の昼3時頃、奥さんが赤と緑のタータンチェックのひざ掛けを持ってきたのです。『洗って車の中に入れておくから』って。まだ運転するんだ……と意外に思いました」(前出・クリーニング屋店主)
その翌日、飯塚氏は事故を起こしたのだった。
松永さんの夫はこうコメントを寄せた。
「当たり前のように一緒に生きていけると思っていた大切な2人を失い、失意の底にいます。家族で静かにお別れしたいと思います」
足が悪かったにもかかわらず、運転をやめられなかった飯塚氏。幼い子どもとその母親の命を奪った罪はあまりに重い。

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