昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

source : 提携メディア

genre : ライフ, ライフスタイル, 働き方

仕事ばかりの仕事人間ですが、本当は「もうそろそろ辞めなきゃあかんかな」と、ずっと思っているんです。仕事をする限りはきちんとやりたいので、足手まといになったら、辞める覚悟でいます。

社長さんにも「年寄り扱いするなら辞めます」と伝えているから、きちんと働けなくなったら退かなきゃいけない。

勤務を始めて2〜3時間なら、まだ元気があるけれど、4〜5時間すると、えらくなってきます。看護師は、半日は職場にいないと仕事になりません。半日勤務ができなくなったら、辞めるときだなと思います。

退職願いは2~3回書いた

退職願いは、もう2〜3回書きました。そのたびに、社長さんや橋口さん(同じ職場でともに働く80代の看護師)には、「また池田さんが書いてきた」と笑われますが、私は、いつでもその覚悟はできています。

でも、管理者の岡野さんから、「人が足りないので入ってほしい」と言われると、「家にいるのもな」と思って職場に出ていくんです。

私も管理者をしていたから、シフト作りの大変さがわかります。人が足りないと、働いている人が忙しくなってイライラします。それは、働いている人にも入居者さんにもよくないから、人に余裕があるのは大事なことなのです。

来月はそろそろ辞めようかと思っても、「来月は人が足りない」と言われてシフトに入り、その翌月も同じようなことになって、またシフトに入り……を繰り返していたら、9年経っていました。

でも、「今月もまた勤務せなあかんのかな」とぶつぶつ言いながら、喜んで職場に出かけている自分もいます。

やっぱり、仕事が生きがいなんでしょうね。

昼間は仕事、夜は義母の介護…それでも続けてよかった

ありがたいことに2018年、75歳以上の医療関係者(当時)に贈られる「山上の光賞」をいただきました。

この賞は、過去の業績も考慮しますが、現役で活動を継続している人に贈られるそうです。看護師が長く働ける職業であることを示せたのは、うれしいことですね。

z