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46歳で12人目を出産…大家族の母親(48)が悩んだ、再婚までの道のり「私たちのことはどうでもいいんか。最低だ」と娘から言われ…

46歳で12人目を出産…大家族の母親(48)が悩んだ、再婚までの道のり「私たちのことはどうでもいいんか。最低だ」と娘から言われ…

「12人のママ・HISAKOさんインタビュー」より#2

note

 YouTubeチャンネル「【12人産んだ】 助産師HISAKOの子育てチャンネル」を運営する助産師・HISAKOさん(48)。24歳で1人目を出産し、その後さらに9人の子どもを出産した後に離婚。現在は再婚相手との間に、2人の子どもを出産し、12人の子どもを産んだお母さんとして、YouTubeで発信している。

 そんなHISAKOさんに、これまでの育児や出産までの経緯、46歳での高齢出産について詳しく話を聞いた。(全2回の2回目/前編を読む)

HISAKOさん(48)

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「最悪の親だな」「気持ち悪い」いろいろなことを言われた

――子どもが多いことで何か言われることもあったのでしょうか。

HISAKO そうですね。いろいろありました。「あそこの家は子どもが多すぎて、面倒見きれてない最悪の親だ」とか、「親の欲だけでバンバン子ども産むなんて気持ち悪い」とか。

 子どもたちの通っていた幼稚園で毎年、お餅つき大会があったんですけど、ついたお餅はきょうだいの分も持って帰れるという仕組みだったんです。でもある時から、お餅は園児の分だけとルールが変わって。そしたら、他の保護者から「たくさん子どものいるあの家のせいやん」って噂を立てられて。

 バッシングを受けるたびに、当時は落ち込んだこともありましたけど、今はそういうことを言う人にも悩みがあるんだよなって大きな器で捉えられるようになりましたね。

10番目の子どもを産んだ後に離婚、シングルマザーに

――その後、42歳で第11子、46歳で第12子をご出産されましたが、どういう経緯だったのでしょうか。

HISAKO 10番目の子どもを産んだ後に離婚をしたんです。

 私は6人の子を抱えるシングルマザーになりました。親の離婚という狭間に立たされた子どもたちのメンタルのケアもしなければならず、子供たちを傷つけた私は最低な母親だと自分自身を責めました。

 メンタルは落ちるところまで落ちてしまって、自殺未遂までしました。私が死んでもなんとかなるだろうって。その時にある人が「子どものために死ぬな」って助けてくれたんです。

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