SMAP時代に築き上げた“華麗なる人脈”
「飯島氏はSMAPを東京パラリンピックの『日本財団パラリンピックサポートセンター』の応援サポーターに就任させた縁もあって、与党政治家ともパイプがあります。2020年4月には日本財団と愛のポケット基金『LOVE POCKET FUND』を設立し、新型コロナウイルス対策支援のプロジェクトを推進しました。現在はウクライナ避難民への支援を行っているようです。
2013年にSMAP5人を缶コーヒー『BOSS』のCMに起用して、大成功を収めたサントリーも、2018年から稲垣と香取をCMに起用し続けています。
築き上げた人脈を余すことなく活用できたのは、SMAP時代からのマネジャー飯島氏の手腕によるところが大きいでしょうね。ただ、これまでの仕事は“元SMAP”としてのものでした」(ワイドショー関係者)
風向きが変わった公正取引委員会の注意
風向きが変わったのは2019年7月。公正取引委員会が、「ジャニーズ事務所がテレビ局に対して、退所した3人のメンバーを出演させないよう圧力をかけた場合は独占禁止法にふれるおそれがある」と注意した。「優越的地位を濫用」して「脱退したメンバーを番組出演させたら、うちのタレントは出さない」と圧力をかけてはいけないと公的機関が芸能界に対してメッセージを送ったのだ。
そしてようやく、3人そろっての地上波レギュラーが始まったことで、新しい地図として、やっと新たなスタートを切れることとなったのだ。
では、アラフィフにして、再スタートした新しい3人の実力はどうなのだろう。芸能界入りしてから常にジャニーズ事務所、そして飯島氏の庇護の下でスターに上りつめた、その軌跡を検証してみよう。