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30年続ける雑記帳

 その一つが、体を鍛えるということ。ジムが今のようにはなかった30年以上前から、日々運動をしてきました。現在は週3回パーソナルトレーナーについてもらい、行っています。それ以外の日も必ず自分でトレーニングを行います。地道な運動は、我慢や忍耐といった心の鍛錬にもなると実感してきました。

 身についた体のキレや忍耐力が発揮されるのが、ショーです。

 何十年もショーをやっていれば、体調が思わしくない日もあります。でも、僕は「今日は調子が悪いかも」といったエクスキューズを一切口にしません。見る人にそうとわからない自分でいたいからです。せっかく楽しみに来てくれた人に言い訳して、ベストを尽くさなかったら、もう二度と来てもらえないかもしれないですよね。

ショーでは体のキレや忍耐力を発揮する

 もう一つ、30年近く続けている習慣があります。

 僕は読書が大好きで、小説を中心に週1冊のペースで読みますが、表紙にMiscellaneous(雑多な) Notebookと自分で書いた雑記帳を傍らに置いています。そして、知らなかったことや、心に残った文言があれば書き留めておくのです。

 いい言葉だなと思ったものはノートを見返しながら咀嚼して、自分の言葉に置き換えていくようにしています。そのまま呑み込んだらパクリになってしまいますから(笑)。そうやって書きためた雑記帳が、自宅に何十冊とあります。

 至って普通の習慣だと思われるかもしれませんし、自分でもそう思います。でもこの年齢になると、普通のことを続けることで、いつしか「特別」と言われるようになるのだと実感します。何かを変えようと思ったら、小さな努力を1日1日積み重ねていくしかない。継続は僕の取り柄といえるかもしれません。

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