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郷ひろみの完成形とは

 仕事の引き際についても、まったく考えないわけではありません。免許返納の話ではありませんが、僕は人から肩を叩かれるのではなく、自分で自分の肩を叩きたいのです。

 最近ふと、だんだんフェードアウトしていくのでなく、ずっと突っ走っていきなりやめちゃうのもいいよな、と思ったこともありました。周りからしたら「まさか」という展開ですよね。

 でも、問題はその時期です。幸い、体のキレが悪くなったとか衰えを感じることはないですし、数年後も今と同じパフォーマンスができるだろうと思える自分がいます。

昨年、自身の誕生日に公演を開催

 それに、いくら先を想定してみても、予期せぬ流れになることがあるのは何度も経験しています。

 とにかく、郷ひろみを見てきた人に「ひろみはもう十分やってくれたよね」と思ってもらえるところまでは、全力で突っ走りたい。その上で、難しいけれど自分自身の声に耳を傾けながら、引き際を見定められたらいいですよね。

 やっぱり僕の最大の目標は、「郷ひろみを続けること」なんです。郷ひろみの完成形がどんなものか、完成したと思える日が来るのかもわからない。宇宙みたいなものなんです(笑)。僕という存在は、小さな地球の中の日本の、小さな点でしかない。でもその志は、郷ひろみを続ける限り、壮大でありたい。そう思っています。

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