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《懲役7年》「お母さん、ごめんなさい。言えなかった」小学生の娘が愛人男から性的虐待 母親は法廷で嗚咽を《大阪・少女強制性交》

《懲役7年》「お母さん、ごめんなさい。言えなかった」小学生の娘が愛人男から性的虐待 母親は法廷で嗚咽を《大阪・少女強制性交》

大阪・少女強制性交事件 #3

genre : ニュース, 社会

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1泊目の夜、被告が「子供たちの様子を見に行く」と言って…

 A子さんは思わず、嗚咽を漏らした。A子さんが証言している間、被告人席のヤマモト被告は微動だにせず、ただじっと前を見つめていた。A子さんが証言を続ける。

「メモを見て言葉にならなかったです。娘を部屋に呼びました。ジェルを塗られて……お風呂の時に指を入れられたと言っていました」

――指を入れられたときのことについて。

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「『お股痛いって言ったやん。あの時、指いれられてん』と聞きました。娘がお風呂から出て『お股痛い』といって、何も言っていないのに被告人が急に『濡れ衣や』と言いました。大阪の別宅で、(B子ちゃんが)小学校高学年のころです」

逮捕されるヤマモト被告

 続いて、検察側は、午前中にB子ちゃんが証言した、繰り返された「強制わいせつ」について、A子さんに聞いた。A子さんは記憶を振り絞って当時の状況を答えた。

 沖縄のリゾートホテルでの性被害についてはこう証言した。

「隣の部屋がキャンセルになったので、被告人が『隣の部屋を子供の部屋にしよう』と言いました。元の部屋を大人の部屋(ヤマモト被告とA子さん)、キャンセルになった部屋を子供の部屋(B子ちゃんと弟)にしました。

 1泊目の夜に被告人が『子供たちの様子を見に行く』と言って出て行きました。すぐには戻りませんでした。出て行ったのは23時とかで戻ったのは24時とか……」