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《懲役7年》「お母さん、ごめんなさい。言えなかった」小学生の娘が愛人男から性的虐待 母親は法廷で嗚咽を《大阪・少女強制性交》

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大阪・少女強制性交事件 #3

genre : ニュース, 社会

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『お金立て替えてくれへんかなぁ」「いいやろ、いいやろ」

 B子ちゃんが和歌山にあるヤマモト被告の別荘にあるジャグジー風呂の脱衣所で性被害を受けたと証言したことについては、次のように述べた。

「(後日、B子ちゃんに)『お母さん、(その時は)何してた?』と聞くと、『寝ていた』と言われて、思い当たることがありました。被告人にお金を立て替えてほしいと言われ、そのことに悩んで寝ていたことがありました。

大阪府警本部 ©iStock.com

(ヤマモト被告は和歌山に2軒の別荘を所有しているが)1軒目の別荘代、1000万円を(ヤマモト被告に対して)立て替えていて、さらに『2軒目の別荘代1400万を』と(ヤマモト被告から)頼まれました。2軒目について悩んだのは、主人の命のお金(保険金)だからです。主人が亡くなった時のお金で払うことになるからです。1軒目のお金はまだ返してもらっていませんでした。

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(A子さんが和歌山の別荘で)寝ていた日は、被告人から来ていた『お金立て替えてくれへんかなぁ』というメールや銀行の振込書で特定できました。メールが来た時はお金のことをメールで言うことじゃないと思って何も返事をしませんでした。仕事が一緒なので、その時被告人は不機嫌でした。夜に電話で『メールしたけどなんで無視すんねん』みたいなことを言われました。結局、立て替えたのは、しつこく『いいやろ、いいやろ』と言われたからです」

――ヤマモト被告と金銭トラブルになっていたのか。

「ないです。(お金のトラブルは? という質問に)ないです」

――別荘の返済プランは?

「なかなか返してくれんかったので、『夫の命のお金だ』と伝えました。令和元(2019)年8月には返してもらいつつありました。残金は950万円くらいです」

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