昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

【追悼】「少し怖さを覚えるほど元気だった」関係者が明かす上島竜兵さんの“数日前” と家族思いの“繊細な素顔”「家族には迷惑かけてるなぁ」

 お笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」の上島竜兵さん(61)が5月11日未明に亡くなった。関係者によると自殺とみられている。

「5月10日23時45分頃、東京都中野区の自宅で意識を失っていると119番があり救急搬送されたが、病院で死亡が確認された。事件性もなく、現場の状況からも自殺とみられている」(警察関係者)

上島さんの自宅 ©文藝春秋 撮影/上田康太郎

 数日前に上島さんと打ち合わせをしたというテレビ局関係者は「あまりに衝撃」と語る。

「少し怖さを覚えるほど元気だった」

「『お疲れ様です』と丁寧に挨拶をして打ち合わせ現場に入って来られた。打ち合わせでは『うん、うん』と話を聞いてくれて、スタッフへの対応も丁寧ですごくいい方です。ただ、少し怖さを覚えるほど元気だったのが、いまでも印象に残っています。どんな人か掴めない感じもあったので、心の奥底にはなにかを溜め込んでいたのかもしれない」

 上島さんが住む中野区のマンションを訪ねてみると、その前には報道陣とともに複数の地元住民が集まっていた。みな不安げな表情で立ち止まり、マンションを見上げている。

上島竜兵さんの遺体と妻らを乗せて中野警察署を出る車両 ©文藝春秋 撮影/上田康太郎

「10年ほど前に今のマンションの上層階に引っ越しされてきたのですが、その前も中野界隈に長く住んでいらっしゃった。以前の家は低層階で、窓の外から家のなかが見えてしまうんじゃないかと気にしていたようです。テレビとは違って、普段は物静かでとても繊細な方ですよ。いつも帽子を深くかぶっています。

 少し壁があるような印象を受けましたが、それでもファンの方が話しかけると気さくに写真撮影に応じていました。有名芸能人だからと言って偉ぶったところはまったくなかったし、素敵な方でした」(近隣住民)

上島竜兵さん ©文藝春秋 写真/宮崎慎之輔

 長年、馴れ親しんだ中野区内には上島さんが通った店が複数ある。近隣の蕎麦屋では妻・広川ひかるさんと仲睦まじく食事をし、居酒屋ではカウンターに座ってひとり酒を楽しむ姿が目撃されている。上島さんは地元住民に愛されていた。目撃情報を語ってくれる近隣住民たちは、一様に上島さんの死を惜しんだ。

z