千葉県・木更津市で飼育されていたドーベルマン2匹が逃走した。ヘリコプターも投入され、大捜索が行われている。
母犬と子犬が“逃走中”
千葉県の房総半島にある、木更津市真里谷地区の住宅から逃げ出した2匹のドーベルマン。いなくなっているのは、母犬と生後5カ月のオスの子犬1匹だ。5月11日夕方、飼い主が「8日の日曜日からいなくなっている」と通りかかった警察官に申し出たという。
警察は20人態勢で周囲を捜索。取材班も探したが犬の姿はなく、草むらの中で見つけたのは猫だった。
保護者からも不安の声
付近に広がる警戒感。下校時間になり、近くの小学校では棒を持った警察官が警戒に当たっていた。
小学校では、集団下校を行うなどの対応に追われている。
保護者からは今朝、不安の声が聞かれた。
孫を学校に送ってきた祖母:
ドーベルマンが逃げたということで、心配で送ってきました。
子どもが学校に通う母親:
正直「またか…」と思って。逃げたのが日曜日って聞いたので。
4月にも逃走…暴れることなく捕獲
ドーベルマンの親子は4月22日にも逃走。このときは別の子犬2匹を加えた4匹が姿を消した。当時、飼い主の男性はこう話していた。
飼い主の男性:
朝、エサをあげに来たらもうみんな逃げていました。イノシシを追いかけて逃げた。
逃げたドーベルマンを発見し捕獲したのは、ボランティアで捜索に当たっていた女性。
千葉県に住み、3匹のドーベルマンを飼っているこの女性に、捕獲した際の様子を聞くことができた。
4月にドーベルマンを捕獲した女性:
声をかけて母親が来てくれたから、母親について子犬もついてきてくれたみたいな。別に暴れることもなく、警察の人が来るまで一緒に座っていてくれました。
「逃げたんじゃなくて盗まれた」
2度目の逃走について、飼い主の男性は12日、FNNの取材に「ドーベルマンは庭で鎖につないでいた日曜日の午後1時には庭にいて、1時間後にいなかった。逃げたんじゃなくて盗まれた」と回答した。
もしもドーベルマンと遭遇した場合、どう対処すればいいのか。
ドーベルマン飼育歴40年の獣医師・野村潤一郎さん:
まず、驚かせない。それから怖がらせない、追いかけない。そのまま立ち去った方がいいです。
2度目の逃走から5日目。これまでにドーベルマンの親子は発見されていない。
(「イット!」5月12日放送)
