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日本人も知らずに買っているかも…? ネット販売に要注意 過激派組織のシンボルがプリントされたTシャツ

source : 提携メディア

genre : ライフ, ライフスタイル, 商品, 国際

ネットで買えるデザインTシャツが過激派の資金源に

ネット通販のおかげで、ファッションの選択肢は格段に広がった。オンラインには大手アパレル店にはないような個性的なシャツやパーカーなどが揃っており、自分だけのデザインで差をつけたい人々の強い味方になっている。

写真=iStock.com/Tevarak ※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Tevarak

しかし、そのすべてが「安全」とは言い切れない。通販詐欺の話ではなく、デザインの話だ。調査報道NPOの「ベリングキャット」は5月24日、ネットに溢れるファッションアイテムの一部に、ファシストやネオナチ組織などのシンボルが堂々とプリントされていると報じた。これらグッズの販売益は、過激派組織の資金源にもなっている。

私たち日本に住む身としては、必ずしも欧米の文化に詳しいわけではない。デザイン重視で買ってみたシャツの一部に、ネオナチのシンボルが刻まれていたという事態は避けたいものだ。

ネットには過激派組織による通販サイトへと巧みに誘導する広告が存在しており、私たちとしては自衛を心がけざるを得ない。例えば円に十字を重ねただけのシンプルな図案も、白人至上主義の立派なシンボルとして認知されている。

暗号のように散りばめられた過激派シンボル

問題の円に十字のシンボルをよくみると、線の随所に切れ込みが入っていることがわかる。勘のいい人ならば、左右がそれぞれ「E」「B」の英字を図案化したものだと気づくかもしれない。これはナチス関連グッズを販売している団体「European Brotherhood」のロゴマークだ。

また、円に十字の紋様自体も、ケルト十字と呼ばれるひとつのシンボルだ。伝統的にアイルランドなどケルト地域での十字架であったが、白人至上主義者たちが運動の象徴として用いるようになった。

英『ローリング・ストーン』誌はこのほか、北欧神ソーがもつとされるハンマー、生命の木として知られるユグドラシル、ルーン文字のアルジズ(ᛉ)など、北欧神話に関連した図案が「白人至上主義者たちのあいだで人気がある公認のヘイトシンボルとなっている」と述べている。