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6時間遊ぶだけで報酬6000円…憧れのバイト「パチスロの打ち子」を二度とやりたくないと思ったワケ

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新宿駅前で暇そうにしていると、「パチスロを遊ぶだけのアルバイトをやらないか」と声をかけられることがあるという。本当にそんな仕事が存在するのか。実際に「打ち子」としてアルバイトをした『裏モノJAPAN』編集部の野村竜二さんがリポートする――。

※本稿は、野村竜二『潜入ルポ 経験学歴不問の職場で働いてみた』(鉄人社)の一部を再編集したものです。

バスタ新宿に手配師が現れるという情報の真贋

1日に1500便以上が発着する日本最大のバスターミナル「バスタ新宿」。

新宿駅南口からスグという好立地のおかげで利用者も多く、高速バスを使う人にとっては、なじみ深い場所といえるだろう。

写真=iStock.com/2FAST_ENTERTAINMENT ※写真はイメージです - 写真=iStock.com/2FAST_ENTERTAINMENT

驚くなかれ、そんなバスタ新宿の待合室では、仕事を斡旋する手配師に声をかけられることがあるというのだ。

これまで、高田馬場や横浜寿町など、労働者が集まる場所では手配師の仕事を受けてきたが、バスタにそんな奴いるのかよ、とさすがにツッコミを入れたくなる。

よし、それなら実際に現地へ行って調査してみようじゃないの。はたして本当に手配師はいるのだろうか。いるとすれば、どんな仕事を斡旋されるのか。

まさか高速バスで現場まで移動させれられるなんてことはないだろうけど……。ちょっと緊張してきた。

朝8時、出発ロビーに現れた男の正体

何時に行けば手配師に会えるのかわからないので、ひとまずネットでバスの発着時刻表を確認した。

どうやら午前7時からの1時間が、到着するバスの数が多い時間帯のようだ。

人が多いときに手配師も来るはず、という予想のもと、2月上旬、平日の朝7時にバスタ新宿を訪れることにした。

人が集まっているのは、3階にある観光案内所か、4階の待合室に限られる。おそらく手配師もそのどちらかで声をかけているにちがいない。

よし、まずは3階の観光案内所だ。

しかし、そこにいたのは成田空港からバスでやってきたであろう、外国人旅行者ばかり。一応休憩スペースになっているが、これはダメそうだ。

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