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ヒモ生活で浮かせた家賃は1560万円

さらには浮かせたお金の額にも「プロ」が見いだせるかもしれません。

女性の家によっても異なりますが、家賃は6万~22万といったところでしょうか。プラス光熱費と食費が13年分浮いた計算になります。これまでの寄生先を順に並べると、こんな感じです。

1軒目 所沢のマンション 家賃7万円
2軒目 明大前の木造アパート 家賃6万円
3軒目 勝どきタワマン 家賃22万円
4軒目 上野のマンション 家賃12万円
5軒目 松戸のマンション 家賃8万円
6軒目 中野のアパート 家賃6万円

紆余曲折あり、いまは沖縄の家賃7万円のマンションに住んでいます。光熱費をふくめ平均約10万円が毎月浮いたとして、12カ月が13年なので……、10万円×156カ月=1560万円くらいでしょうか。

これ、ひと財産ですよね。

とはいえ具体的な家賃を聞いたことも、金額を数えていたわけでもありません。

取材のときに初めて計算し、だれよりも自分が一番驚きました。

そんな金額、口座にマックスで20万しか入ったことがない僕からしてみれば天文学的な数字です。ゲームやテレビ番組以外で見たことがありません。

他人事のようですが、僕自身「プロヒモ」とはなんなのかわかっていません。

理解してもらいやすいように自称していますが、僕は「ヒモ界で天下をとってやる!」なんて誓ったおぼえもありません。

自分自身「ヒモの強い版」くらいにしかとらえていないのです。

人生の「嫌なこと」から逃げつづけた

なぜ僕は、このようなヒモ生活に至るようになったのでしょうか。

あたりまえのことですが、ほとんどの人にとってみればヒモは架空の生き物です。

マンガやドラマなど作り話で見かけることはあったとしても、そうそう周りにいるものではありません。ヒモであることを公言しているヒモも少ないので、見つけることも難しいと思います。

僕自身、好奇心から……またお説教の前フリとして……「なんでヒモになったの?」と周りからたずねられることも非常に多いです。が、正直なところわかりません。

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