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「めっちゃ気持ちいい!」俳優・中村ゆりと行く京都の“涼”旅行。夏の京都を快適に楽しむアイデア4選

PR提供: JR東海

京都の夏といえば、「暑い!」と連想する人は少なくない。旅と旅先のグルメでのリフレッシュが“生きがい”という俳優の中村ゆりさんが、「山寺」「川」「禅寺」「味覚」という4つのキーワードを手がかりに、京都の涼を探す旅に出た。記事の最後には、中村ゆりさんからのプレゼント告知もあるので、お楽しみに。

皇室とも縁深い山寺がSNSでバズった理由

「カラフルなアジサイが浮かんでいてきれい!」

長岡京市の山中に建つ柳谷観音 楊谷寺の山門をくぐり、アジサイで埋め尽くされた手水場「龍手水」を見た中村ゆりさんは、驚きの声をあげた。楊谷寺は平安時代に開創され、古来、眼病平癒の祈願所として親しまれてきた。天皇家とのつながりも深く、由緒ある寺の一つだ。アジサイや紅葉の名所としても有名で、毎年この時期になると特に多くの人が参拝に訪れる。数年前からは「花手水(はなちょうず)」発祥の地として注目を集めている。

きっかけは住職・日下俊英さんの妻で執事の恵さんが、京都府指定名勝庭園「浄土苑」の手水鉢に花を浮かべたこと。参拝客が感動して写真を撮る頻度が増え、楊谷寺でも写真をSNSに投稿。2018年に「花手水」と名付けて発信するとSNSでバズり始め、全国の寺社にも広がっていった。中村さんが訪れた時、龍手水や浄土苑の手水鉢を彩っていたのは色とりどりのアジサイ。中村さんも、その鮮やかな美しさにしばし見入っていた。配色や並べ方にもこだわり、恵さんの参拝客への心遣いが感じられる。

本堂から書院へと続く内廊下に進むと、京都府指定名勝庭園の浄土苑が広がっている。江戸時代中期に作庭され、重森三玲氏の「古都百庭」にも選ばれている。ここにも2ヶ所花手水があり、江戸時代からの名庭と、令和の花手水が織りなす情景に心奪われる。書院からは階段で上書院へと連なっている。
本堂から書院へと続く内廊下に進むと、京都府指定名勝庭園の浄土苑が広がっている。江戸時代中期に作庭され、重森三玲氏の「古都百庭」にも選ばれている。ここにも2ヶ所花手水があり、江戸時代からの名庭と、令和の花手水が織りなす情景に心奪われる。書院からは階段で上書院へと連なっている。

浄土苑を見下ろす位置に建つ上書院は、かつては天皇家や身分の高い公家などの休憩場所などとして使われていたが、現在は毎月17日とイベント時のみ特別に公開されている。上書院の2階から眺める浄土苑は、下からの眺めとは異なる趣。青々と茂ったもみじの先に、遠くの山々の緑が垣間見え、時折吹き抜ける風が心地いい。いつまでもここにいたくなるほど。

境内の休憩所では、風車や風鈴を用いて、京の風を感じられる特別な空間を用意。風が通るたびに、窓際に吊るした風鈴がチリンチリンと音色を響かせ、カサカサと風車が回る。中村さんも「めっちゃ気持ちいい! 風鈴の音色も、爽やかな風も心地いいし。花手水や庭園も“映え”てるし、山の上にあるので美しい景色も堪能できますね」と笑顔に。記念に風鈴の短冊にメッセージを書き残した。

※楊谷寺での風車・風鈴を用いた演出は7月31日(日)まで。その他貴船神社、東福寺、三十三間堂にも、風車・風鈴スポットが登場。詳しいスケジュールはJR東海 そうだ 京都、行こう。「京の涼さがし」キャンペーン特設サイトまで

「私、実家は大阪なんですけど、京都にすぐ行ける距離やったのに、小さい頃はあまり行く機会がなかったんですよ。撮影やプライベートで京都のいろんな場所を訪れるようになりましたが、楊谷寺は初めて。京都は日本にここにしかない特別な場所。まだまだ知らないところはありますし、一度行ったことがあっても、時期が違うと全然違う一面が楽しめるのが魅力的ですよね」(中村さん)

“京の奥座敷”貴船の川床を気軽に

京都の夏の涼といえば、やはり“京の奥座敷”である貴船の川床は外せない。鴨川の源流に当たる貴船川の上に座敷を作り、緑あふれる自然の中で料理などを味わうことができる。京都中心部から訪れると、体感温度が明らかに数度低く感じられ、京都随一の避暑地というのも納得だ。貴船に川床が設置されるようになったのは大正時代のこと。避暑に訪れた客が川に足を浸して涼めるようにしたことがきっかけで、料理なども提供されるようになったという。滝や岩など起伏に富んだ地形を活かし、水面から数十センチのところに床板を渡すため、まさに天然のクーラーともいえる清涼感が堪能できる。

「貴船は前から気になっていたんですが、実際に来たのは初めて。緑が多くて自然のあるところが大好きなので、京都でこんなに自然が満喫できるなんて……。なんでもっと早く来なかったんだろう! 京都中心部から近いのに、この涼しさと緑の豊かさ。マイナスイオンいっぱいでとても気持ちいいですね」(中村さん)

「兵衛Cafe」の「花のレモネード -ウワミズザクラ-」と「酒かす最中 メロンのサンド」。若女将の鳥居あやこさんが酒かす好きで、酒かすにミルクやクリームチーズなどを加えた特製クリームを開発。みずみずしいメロンと、甘さ控えめなあずきとの絶妙なバランスがいい。
「兵衛Cafe」の「花のレモネード -ウワミズザクラ-」と「酒かす最中 メロンのサンド」。若女将の鳥居あやこさんが酒かす好きで、酒かすにミルクやクリームチーズなどを加えた特製クリームを開発。みずみずしいメロンと、甘さ控えめなあずきとの絶妙なバランスがいい。

中村さんが訪れたのは、貴船の最奥に位置する由緒ある料理旅館「兵衛」が展開する「兵衛Cafe」。2017年に旅館1階を改装してカフェにし、川床でもカフェメニューが味わえる(席料別)。若女将の鳥居あやこさんは、「川床料理は高級なイメージがあるかもしれませんが、若い方やおひとりさまにも川床を気軽に楽しんでいただきたいと思い、カフェを始めました。カフェで川床の良さを感じられた方が、次は料理を食べに来てくださったり、長年の旅館のお客様が『カフェもいいね』と喜んでくださったり、相乗効果がありました」と話す。

貴船の最も奥まった場所に位置するため、人の往来も少なく、静かな環境で川床を満喫できるのも魅力のひとつ。中村さんも、やわらかな木陰と木漏れ日に包まれた川床に腰を下ろし、素足を川に浸しながら「花のレモネード -ウワミズザクラ-」を味わった。ウワミズザクラはバラ科の植物で、小さくて白い花だ。ほんのりと甘い香りが特徴で、レモネードの酸味との相性もいい。

「ここにいつまでもいたい! 次はぜひ貴船に泊まって、朝の爽やかな目覚めを体験してみたいです」(中村さん)

禅寺で寝転んで天井画を鑑賞

京都中心部でも、少し探せば涼が感じられるスポットを見つけることができる。京都最古の禅寺・建仁寺もその一つだ。宋に渡って修行を積み、日本に臨済宗を伝えた名僧・栄西が約800年前に開山した寺で、今も禅の心を人々に伝える場となっている。広大な境内に一歩足を踏み入れるだけで、凛とした気持ちになれる。

本坊の中庭「潮音庭」(写真)をはじめ、本坊方丈の前庭「大雄苑」、本坊の坪庭「○△□乃庭」、などの名庭の数々や、俵屋宗達の最高傑作「風神雷神図屏風」(展示品は高精細複製作品)、創建800年を記念して2002年に完成した法堂天井の「双龍図」など、みどころがたくさんある寺として知られている。
本坊の中庭「潮音庭」(写真)をはじめ、本坊方丈の前庭「大雄苑」、本坊の坪庭「○△□乃庭」、などの名庭の数々や、俵屋宗達の最高傑作「風神雷神図屏風」(展示品は高精細複製作品)、創建800年を記念して2002年に完成した法堂天井の「双龍図」など、みどころがたくさんある寺として知られている。

中村さんがまず訪れたのは本坊の中庭にある「潮音庭」。中央に三尊石を据え、その東には坐禅石、周りにもみじを配した枯淡な四方正面の禅庭だ。庭は本坊の部屋や渡り廊下から360度どこからでも眺めることができるよう計算されている。建仁寺の僧侶・浅野俊道さんは、「この庭には正面がありません。どこからでも眺めることができるので、自分がいいと思った場所が正面と言えます。その場所を探す過程こそが大切なのです。禅宗の教えでは、人間の心は仏そのもの。いろんな煩悩があり、心が汚れてしまいますが、庭や天井画などの芸術品を見て、『きれいだな』と思う気持ちは、慈悲の心と同じ。これらを見つめながら自分を見つめ直すことで、心が洗われるのです」と話す。

法堂の天井いっぱいに描かれた、阿吽の口をした2匹の龍「双龍図」は圧巻の迫力だが、許されることなら、大の字になって寝転んで見上げてみたいもの。実は9月末までの限られた日にJR東海「EX 旅のコンテンツポータル」等で「CM舞台・建仁寺、霊源院 寝転んで天井の龍を見上げる貸切特別体験」を申し込んだ人に限り、普段は立ち入ることができない内陣でリクライニングチェアや畳に横たわって鑑賞することができる。

早速、中村さんもリクライニングチェアに身を委ね、天井を見上げてみる。

「これは確実に“ととのう”! 私、サウナが好きでよく行くんですが、最近、アウトドアサウナと寺での瞑想をかけ合わせた“寺サウナ”が気になっています。この双龍図を寝転んで見上げるのも、まさに気分は寺サウナ。非日常感があり、気持ちがととのうのが実感できました。仕事から離れ、美しいものを眺め、美しいと思う。また仕事を頑張ろう! という気になれましたね」(中村さん)

“京都最古の氷屋”のかき氷

京都散策の合間には、休息も必要。八坂神社南門から数分のところにあるカフェバー「祇園下河原 page one」は、明治16年創業で、京都最古の氷屋・森田氷室本店の5代目である森田兄弟がプロデュースする店。実はここ、かき氷を氷の器に入れて提供している。

氷の器に乗った、ボリュームあるかき氷「生搾りオレンジ」。夏の京都を巡る旅の途中で、心身ともに確実に癒やしてくれる。見た目も涼やかでフォトジェニック。
氷の器に乗った、ボリュームあるかき氷「生搾りオレンジ」。夏の京都を巡る旅の途中で、心身ともに確実に癒やしてくれる。見た目も涼やかでフォトジェニック。

「地下水に含まれる不純物を取り除き、72時間かけてゆっくりと凍らせていくことで、溶けにくくて透明度の高い氷を作ることができます。昔からパーティーなどで飾られる氷彫刻を手掛けているので、かき氷の器も氷で作っています。これは氷屋ならではのこだわりでもあります」(森田兄弟)

宇治金時、果肉もトッピングされた生搾りオレンジ、レモン、苺などのメニューがあり、生搾りオレンジを注文。目の前に運ばれてきたかき氷は、高さ約20cmと、かなりのボリューム感があるもの。そっとスプーンですくって口に入れると、ふわりと溶けていく。フルーツの酸味と甘味、フルーツを引き立てるために甘さを少し抑えた自家製白みつがやさしい味を生み出している。器が氷なだけあって、最後までかき氷が溶けないのもうれしいポイント。器の数に限りがあるため、夏の混雑時は閉店前に売り切れてしまうこともあるとか。早めの訪問がおすすめ。

「本当に幸せ…」京都居酒屋の名店でビール

京都の涼をめぐる旅には、冷えたお酒や京の夏野菜を使った料理も欠かせない。中村さんが足を運んだのは、昭和9年創業で、京都でもかなりの歴史があると言われる居酒屋「神馬」だ。

「料理人の友人がおすすめしてくれた店で、前から来てみたかったんです。旅と食はセットで、旅の行き先が決まったら、どこで何を食べるか全力でリサーチします! 大衆居酒屋の名店が舞台のドラマ『今夜はコの字で』での撮影でも、たくさん飲んでいました(笑)。それもあって、居酒屋にはハマっていますね」(中村さん)

酒蔵を連想させる建物ののれんをくぐると、手前にコの字のカウンターがあり、右奥手にテーブル席がある。中村さんはカウンターの片隅に座り、「生うに三種食べ比べ」、「フルーツトマトと夏野菜冷し鉢」、「賀茂茄子田楽」、「つぶ貝のお造り」をオーダーし、冷えた生ビールに口を付けた。「最高ですね!」と満面の笑み。ほどなくして料理も運ばれてくる。どれも丁寧な仕事ぶりが光っており、繊細な味に箸も進む。

「お店の雰囲気は大衆的な居酒屋なのですが、お出汁の風味が効いていたりして、細部まで丁寧に作られていることが感じられ、本当に幸せしかない!」(中村さん)

それもそのはずで、現在、3代目でのれんを守り続けている酒谷直孝さんは祇園の割烹で腕を磨いた経験の持ち主。祖父の代から続く店を継ぐ気はなかったが、父が体調を崩したことをきっかけに、約20年前に店を継ぐ決意をした。

「小さい頃からこの店を見てきたせいか、食いしん坊で料理人になりたいと思っていたものの、店を継ぐ気はありませんでした。でも、父のことがきっかけで、この雰囲気を守らなくてはならないと思いました。市場から仕入れた新鮮な食材に、割烹仕込みの繊細な料理にはこだわりがあり、大衆的な雰囲気の店構えと、割烹料理のギャップが店の魅力だと思っています」(酒谷直孝さん)

左から「はも(みぞれ煮)」「フルーツトマトと夏野菜の冷し鉢」「坊っちゃん南瓜 吹き寄せ」と、聚楽第(京都・佐々木酒造)。料理に合わせた器と、3代目酒谷直孝さんの繊細な手仕事がうかがえる品々。
左から「はも(みぞれ煮)」「フルーツトマトと夏野菜の冷し鉢」「坊っちゃん南瓜 吹き寄せ」と、聚楽第(京都・佐々木酒造)。料理に合わせた器と、3代目酒谷直孝さんの繊細な手仕事がうかがえる品々。

「神馬」で、ビールから、店の看板酒「灘の六種ブレンド」へと飲み進めた中村さんは、夏の京都の旅を静かに振り返る。

「今回、初めて夏の京都を旅してみたのですが、過ごし方によってこんなに涼を楽しめるのは新しい発見でした。私は友達と一緒に旅行するのが大好きで、旅先でもアクティブに動く方。今回、京都のいろんな場所を訪れてみて、次は絶対に友達と来たいと思いましたし、来年も撮影で京都に滞在する予定があるので、楽しみが増えました。心身共に癒やされ、涼み、“ととのう”旅に大満足です」(中村さん)

京都の夏が暑いからこそ、ふとした時に吹き抜ける風や風鈴の音色、夏の強い日差しが織りなす影、青々としたもみじや苔の涼やかさや木漏れ日の美しさ、といった魅力を発見できる。それらが心身に染み渡り、涼を感じ、安らぎを覚える。夏の京都には、“涼”を見つけるという、ひと味違った旅の楽しみ方がある。

中村ゆりさんサイン入り「風神雷神うちわ」を5名様にプレゼント!

 

最後までお読みいただきありがとうございます。あなたも「京の涼さがし」に出かけてみませんか? この夏、京都旅行のお写真に「#京の涼さがし」「#文春オンライン」の2つのハッシュタグをつけてTwitter、Instagramに投稿いただいた方の中から抽選で5名の方に、中村ゆりさんサイン入り「JR東海限定 風神雷神うちわ」をプレゼントいたします。ふるってのご応募お待ちしております。

【応募方法】
①TwitterまたはInstagramで「そうだ 京都、行こう。」公式アカウント(Twitter / Instagram)をフォロー
②この夏の京都旅行のお写真に「#京の涼さがし」「#文春オンライン」の2つのハッシュタグをつけて投稿
(当選のご連絡は「そうだ 京都、行こう。」公式アカウントよりはSNS上でのリプライ・ダイレクトメッセージでご連絡。いただいた個人情報はプレゼントの発送にのみ使用いたします)
【応募締め切り】
2022年8月31日(水)
※当選はプレゼントの発送をもってお知らせいたします。
※当選の方には9月末までにご連絡いたします。


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提供:JR東海

文/吉川明子 写真/榎本麻美

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