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時間を区切ることは、緊張の原因に直接対処するのではなく、休憩時間や休暇を積極的に取り入れることを意味しています。緊張の持続期間を区切る効果があります。

せっかくの休みの日を、翌日以降の仕事に備えて資料をまとめたり、復習したりして過ごすことが悪いとは言いません。確かに、翌日からしばらくの間、仕事に余裕が生まれることもあります。しかし、そのような過ごし方では、日々の緊張感は身体から抜けません。

1日しか休みが取れないのだからこそ、仕事のメールは見ない、仕事のために使わない1日として過ごしたほうが、日々の緊張感は断ち切れます。しっかりと休みの1日としましょう。

疲れて「から」でなく、疲れる「前」に休憩を

たった1日の休みでも、その効果を最大数週間発揮させることが可能です。

それは、疲れてから時間を区切る(休む)のではなく、疲れる前にあらかじめ休憩や休暇を入れることです。マラソン選手は42.195kmを全力で駆けぬけるために、喉が乾いてから水を飲むのではありません。あらかじめ、給水ポイントを決めているのです。忙しいビジネスマンも、疲れてから休むのではなく、1年ごと、四半期ごとに、自分の疲労がたまりそうな時期に、ぜひ、お休みの計画を入れてみてください。緊張感のある日常生活を送りながらも、区切り可能な日が明確になり、そこまで頑張るモチベーション(動機づけ)にもつながります。

アメリカの研究で、事前に長期休暇の予定を入れて計画しておくことで、2カ月前から人の幸福度は上がるというものがあります。皆さんも、休日のことを思うと、その休日が近づくにつれ少しずつ気分がウキウキする経験をお持ちではないでしょうか。たった1日の休みでも、あらかじめ楽しい予定を計画することで、その効果を最大限お使いください。

方法2:空間を区切る

2つめは、仕事や日常生活のストレスや緊張がある場所(会社や自宅)から空間的な距離をとることで、連続する緊張した感情を区切る手法です。空間の区切り方には水平方向と垂直方向の2通りの方法があります。