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実際には50%を超えるくらいからバッテリー保護の観点から出力を車両側で制限するようで、最初は30kWという最大値で充電できていたものの、最後は15kW程度まで落ちていた。最終的に充電できたのは約12kWhで、おそらくこれがサクラでの30分の急速充電の最大値ではないかと思われる。

バッテリー残量は72%、走行可能距離は100kmとなった。もし自宅に普通充電器を設置すれば、200V/15Aで出力3kWなので、ゼロからでも7~8時間で満充電にできる。

高齢者でも乗り降りは容易

この日、サクラの美点がもう1つ明らかになった。軽ハイトワゴンなら当たり前のことかもしれないが、高齢者を乗せるのがきわめて容易なのである。

今まで高齢の母を法事や墓参りに連れて行く場合、寺のある港区赤坂まで50kmくらいあるのでBMWを使っていた。旧型BMW1シリーズは着座位置が低く、サイドシルも高いので高齢者には非常に乗り降りしにくい車だ。

前述の通り、サクラの走りは素晴らしく、もしサクラに買い換えたなら母を連れた墓参りはこの車で行くことになるのでは、と頭をよぎったのである。そこで翌日の日曜日に「墓参りシミュレーション」を行うことにしたのである。

満充電なら往復可能かどうかをシミュレーションしたかったので、翌朝改めて藤沢市役所で充電を行った。バッテリー残量72%からのスタートだったが、やはり出力制限がかかるため100%には至らず、97%で充電は終了した。走行可能距離は123kmである。

藤沢―赤坂の往復は問題なし

赤坂までの道のりであるが、横浜新道から第三京浜を経由し、目黒通りで都心に向かうといういつも使っているルートを走行した。日曜の朝ゆえ、まったく渋滞なく約1時間で到着した。

横浜新道と目黒通りは流れに任せて、第三京浜はクルーズコントロールを80km/hに設定して走行した。目黒通りではBEVらしい軽快な発進加速で、容易にタクシーを置き去りにすることができるくらいだった。