週刊文春」は7月28日発売号で、東証プライムに上場する大手IT企業「システナ」の創業者で代表取締役会長の逸見愛親(へんみよしちか)氏(66)が、女性と食事やデートを共にする対価に経済的援助をする“パパ活”を行っていた事実を写真とともに報道。前日の27日には記事の概要を伝える「スクープ速報」を配信した。

 この「スクープ速報」に対し、逸見会長は東京地裁に記事の削除を求める仮処分命令を申立てたが、8月19日、東京地裁は申立てを却下する決定を下した。

逸見会長(会社HPより)

A子さんの生活費に加え、カードの支払い分も振り込んでいた

「スクープ速報」記事は、〈東証プライム上場 IT企業「システナ」逸見愛親会長66歳の“パパ活”写真 29歳ネイルサロン経営者と……〉と題し、既婚者である逸見会長とネイルサロンを経営するA子さんの不貞関係を報じている。

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「生活費に加え、ブランド品が好きなA子さんのカードの支払い分も振り込んでいます。二人は月数回の逢瀬を繰り返し、もう2年以上の付き合いになるそうです」というシステナ関係者の証言とともに、小誌が確認した逸見会長とA子さんの下記のLINEのやり取りを掲載。

〈はい、420万、本日振り込みますね(^_^;)〉

〈いま振り込(ママ)ました!〉

〈逸見は愛してる〉

ペアルックで歩く逸見氏とA子さん ©文藝春秋

記事の削除を要求 プライバシー権の侵害を主張

 また6月3日、逸見会長が自身の個人会社が所有する東京都中央区のタワーマンションにシステナの社用車のマイバッハで訪れ、A子さんと数時間滞在した後、東京ドームへ向かい、巨人―ロッテ戦を一緒に観戦した事実、さらに7月18日~19日には神奈川・逗子の高級ホテルのスイートルームに二人で宿泊した様子を写真とともに報じた。

 すると逸見会長は「スクープ速報」が掲載された5日後の8月1日、プライバシー権及び名誉権を侵害するとして、記事の削除を要求する仮処分を申し立てたのだ。